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2011-12-25(Sun) [長年日記]

_ 『NoSQLデータベースファーストガイド』──「NoSQLってなんじゃらほい」って感じの人にオススメ

NoSQLデータベースファーストガイド(佐々木 達也)

NoSQLデータベースが全盛の昨今だが、ごくごく小規模なアプリケーションを書くくらいなもので、個人的には全然触れる機会がなかった。仕事でちょろっとDBが必要な時にはSQLiteを使っちゃってたし。

ただ、このままだと、もっと時代遅れになってしまいそうなので、概観だけでも知っておこうと読んでみたのが本書。

取り上げられているのは、memcached、Tokyo Tyrant、Redis、MongoDB、そしてMySQL+HandlerSocketの5つ。ただし、HandlerSocketについては、MySQLにNoSQL化するプラグインなので、最後に少し触れられている程度。

本書の構成をざっと書くと、以下の通り。

  • 第1部:NoSQL全般の解説
  • 第2部:HandlerSocket以外のNoSQLデータベースそれぞれについて概要、特徴、導入方法、Rubyからのアクセスを含む簡単な使い方の説明
  • 第3部:Rails 2.3.5を使った、少し大きなサンプルアプリケーションの紹介
  • 第4部:5つのNoSQLデータベースのパフォーマンス比較

「別にRDBMSでいいんじゃないかなー」って思っていたんだけど、ベンチマークで見ると、NoSQLの爆速具合は一目瞭然。これはたしかに速い!

memcachedをちょこっと触ったことがあるけど、他のNoSQLデータベースはさっぱりだったので、それぞれがどう違うかが分かったのも収穫。

巷で話題のMongoDBについても理解できたのもよかった。スキーマレスは、たしかにアンケートサイトのようなものには便利そうだ。

少し残念なのが、ページ数の都合もあったせいか、第3部のRailsアプリケーションの解説に省略が見られるところ。コードもちょっと省略してある気がする。Railsで開発した経験がないと、この部分は内容を読み解くのは少し難しいかもしれないなーと思った。これはサンプルコードがRubyばかりの第1部についてもいえる。

全般として、タイトル通り、NoSQLについて最初に読むガイドとしてはとてもいい本だと思う。「NoSQLってなんじゃらほい」って感じの人にオススメ。

NoSQLはちょっと用途を考えなければいけないけど、Kyoto Cabinet/Kyoto Tycoon、それからMongoDBあたりを触ってみようかなーと思う。

Tags: 書評