ぽっぺん日記@karashi.org
2011-12-10(Sat) [長年日記]
_ [書評]『プロフェッショナルを演じる仕事術』
レビュープラス経由で献本いただきました。
タイトルから
中身はないんだけど、どうにか、お客さんや同僚にプロフェッショナルとして見てもらう演技方法
みたいなものを想像していたら、全然違っていたw
まぁ、著者は米シンクタンク、日本紛争予防センターを経て、現在、大前研一学長のビジネス・ブレイクスルー大学でMBAプログラムのリーダーを勤めている人なので、そんな安易なものを書く訳がない。
本書は「どう、プロフェッショナルになるか」のひとつの道を示している。その道を端的にまとめてしまえば、「プロフェッショナルのマネをしていれば、自然と自分もプロフェッショナルになる」というものだ。
なぜか。
プロフェッショナルをマネしていけば、自然と仕事がスムーズにいくようになり、それが自信へと繋がる。さらに、自信がつけば、自分自身を客観視できるようになり、どうすれば、さらに上のレベルを目指せるかを自分で考えられるようになる。
得てして、プロフェッショナルにはアクの強い人が多いこともままあったりする訳だが、まずは全部飲み込んで、それから自分に合う合わないを選択していけばいいのではないか、というのが本書の主張だ。
師匠をひたすらマネし、そのうち師匠の技を盗むだけの技術を身につけ、ついには師匠を超える──。廃れつつある徒弟制度のエッセンスを抜き出したものが本書の軸といえる。
プログラマに当てはめてみれば、
- ひたすら技術書の写経をする
- ライブラリやフレームワークの中身を読み込む
- 自分でライブラリやフレームワークを(作る|改造する)ようになる
といった感じだろうか。勉強の王道といってもいいのではないだろうか。
ただ、本書を読んでそういう道に目覚める人がいるかといえば、少々疑問だったりもする。たぶん、本書を読もうと思うような人は、もう既にそんな勉強をやっているのではないだろうか。
「言ってもやらないヤツはやらない。言わなくてもやるヤツはやる」──。そんな言葉を思い浮かべてしまった。
あんまり関係ないが、立川談春が先日亡くなった師匠、立川談志について書いた『赤めだか』から引用されていたのは好印象。『赤めだか』はとても本なのでオススメ。って、最後に他の本の宣伝で締めちゃったw



