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2011-11-19(Sat) [長年日記]

_ 今日のJava

大雨で出掛けるのも面倒なので、ふと思いたってJavaの勉強。

NetBeansを使って、Hello WorldなServletアプリ書いて、HerokuにJetty Runnerでデプロイするとこまでできた。

pom.xmlの書き方が全然分からないんだけど、これは追い追いやっていくことにしよう。LLから入ったクチなので、Javaは五里霧中な感じ。

Tags: Java

_ 『オリクスとクレイク』──主流文学の手触りを持つポスト・ホロコーストSF

オリクスとクレイク(マーガレット・アトウッド/Margaret Atwood/畔柳 和代)

人類がほぼ滅亡した近未来の世界を舞台にしたポスト・ホロコーストSF。SF作品ではあるが、主流文学的な手触りで、非常に読み応えのある一冊だった。

語り手はただひとりの生き残り人類〈スノーマン〉。過酷な環境へと変わる果ててしまった地球でなんとか生き残ろうとする〈スノーマン〉と、かつてジミーと呼ばれた時代を〈スノーマン〉が回想する二つの物語が交互に語られることによってストーリーは展開する。

ジミーの時代、巨大企業が世界を支配し、企業に雇われたエリートたちは高い壁に囲まれた〈構内〉と呼ばれた敷地内で特権的な生活を送っていた。バイオテクノロジーが人間の臓器から遺伝子改造された鶏(頭も翼もなく、あるのは胸肉のみ!)まで生み出した高度な文明がなぜ終焉を迎えたのか。クレイクという親友、児童ポルノに出演していた少女、そしてジミーの三者の関係を軸に語られていく。

〈スノーマン〉 == ジミーの回想が進むにつれ、〈スノーマン〉を預言者のごとく崇拝する〈クレイクの子どもたち〉と呼ばれる新しい人類とおぼしき人々、廃墟を闊歩する危険な遺伝子改造された動物たちといった数々の謎が、徐々に明らかになるという構造。

人類が滅亡した世界、バイオテクノロジーへの警鐘や〈クレイクの子どもたち〉を通した人類への批判といった視点は新鮮味こそないが、落ち着いた語り口でじっくり読ませる。非SF読者にもオススメしたい。

Tags: SF 書評