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2010-03-14(Sun) [長年日記]

_ 地球移動作戦 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)(山本 弘)

タイトルそのままというか、地球を移動させるという設定の長編SF作品(笑)

時は西暦2083年。太陽系外で発見された謎の天体が発見される。調査に向かった深宇宙探査船〈ファルケ〉は、その天体が鏡像物質でできたミラー星であることを突き止める。

だが、判明した事実は、それだけではなかった。新たに〈シーヴェル〉と名付けられた天体の予想進路が、太陽系内への直進コースをとっており、しかも地球の軌道と重なることが分かったのだ! 〈シーヴェル〉の地球最接近まで、あと24年。はたして人類は滅亡を免れることができるのか──。

本書の冒頭には、円谷プロ制作のSF映画『妖星ゴラス』スタッフへの謝辞が掲げられている。映画は未見なので、本書読了後に、内容をWikipediaで確認してみたところ、ストーリーがそのまま(笑)。本書は、まさしく、『妖星ゴラス』を最新科学とハードSFの枠組みで実現しようとすれば、どうなるかという壮大な作品に他ならない。

しかし、もちろん、ノリにノっているSF作家、山本弘のこと。単なるオマージュでは終わらない。そのひとつが、作中でも重要なキーとなる人工意識コンパニオン(ACOM)の存在。こちらも、まんま、ボーカロイドなのだが(笑)、ACOMは人類の後継者たりうるのか、ACOMは人類とはまったく異なる存在なのか、といった深淵なテーマが、グレッグ・イーガンの『順列都市』を彷彿とさせるネタとともに展開される。さすがは、傑作ロボットSF短篇集『アイの物語』の作者の手による作品だけあるといえるだろう。

ラストまで息を詰めて一気読み確実の傑作である。

_ 楽天スーパーポイントをメールするPerlスクリプトをWWW::Mechanize::Plugin::Web::Scraperを使った書き直してみた

WWW::Mechanize::Plugin::Web::Scraperいいよ! と、mattn先生から コメントをいただいたので、書き直してみた。

シンプルになりました。

Tags: Perl

_ cpanminusが最強すぎる件

MacBookとVPSのDebianにcpanモジュールをインストールするのに、cpanminusを使ってみた。

これ最強。

cpanだと y 押すのが面倒だった依存関係の処理*1を自動で処理してくれる。cpanminusの最大のウリは、メモリ消費量が少ないということだと思うんだけれど、メモリが潤沢な環境でもcpanminusを使う意義は充分にあると思う。

buildに失敗するモジュールはもちろんあるんだけど、cpanminusは、Perl初心者や嫌いな人にとっての敷居を下げる効果があるんじゃないかなーと思ったり。

参考:

Tags: Perl

*1 PERL_MM_USE_DEFAULT=1 を環境変数にセットするという手はあったけど。