ぽっぺん日記@karashi.org
2009-08-02(Sun) [長年日記]
_ [tDiary][Python][GAE][GAEO]Amazon API認証のPROXYをGoogle App Engine Oilで書いたよ(4)
報告が遅くなりましたが、amazon-auth-proxy仕様の改訂に伴ない、gaeo-amazon-auth-proxyを仕様に準拠させました。
http://github.com/poppen/gaeo-amazon-auth-proxy/tree/master
主な変更は
- Product Advertising API用リバースプロキシ対応
- 認証signature付きのURLを302でリダイレクトする機能
の実装です。
実装してから2週間も放ったらかしにしてしまいました。 すいません……。
しかし、たださんも書かれているけど、ログを見ていて、過度のフリーライダーが多いことにはびっくりする。
それなりのPVがあるサービスは、自前でアクセスキーを取得するのが筋ではなかろうか。
gaeo-amazon-auth-proxyは、まぁ、ちょっと品質があれにしても、風柳さんのAmazonのProduct Advertising API認証プロキシ(REST版・GAE用)をGAE上で運用すれば、ほぼインフラコスト0で使えるはずなのに。
なんのためにソースが公開されているのか、と疑問に思わざるをえない。
_ [読書感想]不惑の歳を迎えた主婦探偵ルーシー──
メイン州の田舎町ティンカーズコーヴを舞台に、ミステリ好きの主婦ルーシーが活躍するコージーミステリ〈主婦探偵ルーシー・ストーン〉シリーズ第4弾が本書。
前作『ハロウィーンに完璧なカボチャ』から2年を経た秋。 ティンカーズコーヴは、新学年がはじまる9月を迎えていた。 夏休みも終わり、末っ子ゾーイも新設された託児所に預けられるようになったルーシーは、子供たちから久々に解放され、地元紙『ペニーセイヴァー』でパートタイマーとして働きはじめていた。 新学期の初日、警察無線を傍受しながら留守番をしていた彼女の耳に、次女セアラが通うティンカーズコーヴ小学校に爆弾をしかけたとの予告電話があったという通信が飛び込んでくる。 学校に駆け付けたルーシーら親達と避難した子供たちの前で、予告通り爆発が起きる。 だが、爆発の規模は小さかったため、校舎への被害は少なく、けが人も出なかった。 事件で注目を集めたのは、捨て身の活躍で校舎内に取り残された生徒を救った、新任の副校長キャロルだった。 一夜にして町の英雄となったキャロルだが、その名声に反して、同僚や生徒からの評判は悪いものばかり。 事件後の教育委員会の集会で、キャロルが聖書会衆派教会の神父とともに、校長ソフィーを追い落とそうとする動きを見せたことにより、ルーシーの不信感は強まっていく。 学校運営を巡って町を二分する騒ぎの中、殺人事件が発生する。 ルーシーは犯人とした逮捕された知り合いの教師を救うため、独自の捜査を開始するが……。
本書の一番の読みどころは、不惑の歳を迎えたルーシーの心境の変化。
これまで妻として母として、家事や子育てに忙殺された日々を送ってきたルーシーだが、子供たちへの手がかからなくなるとともに、ふと自分の人生を立ち止まって考えるようになる。 これまで楽しみだったはずの夕食づくりや家庭菜園に対する情熱がなくなっていることを実感するのだ。 代わって、ルーシーはティンカーズコーヴの新聞社の仕事に喜びを覚え、新たな人生を模索するため、大学の夜間授業を受講する。 さらには、自らの夫ビルへの愛にも疑問を感じたルーシーは、ハンサムな担当教授へと心惹かれてしまい……と登場人物が作品とともに年齢を重ねていく、コージーミステリならではの楽しみが味わえる。
もちろん、ミステリとしても手抜きはない。 読書の興を削ぐので詳しくは書かないが、ルーシーの調査が進むにつれ、浮き彫りになっていくキャロルの裏の顔と、複雑な人物関係には、コージーミステリという名前から連想されるほど甘々なものはない。 あいかわらず、ルーシーの推理は外れまくっているが、それはご愛嬌(笑)。
ただ、ちょっと気になるのは爆弾騒ぎの真相。 ここだけはツッコミどころが多いように思う。
少々ツッコミたくなるところもあるが、これまでのシリーズが楽しめた人であれば、面白く読めることは請け負っておく。 オススメ。
なお、作中で、いわゆるインテリジェント・デザイン論を唱える聖書原理主義者が登場するのだが、原著の書かれた1997年の時点で、既に問題なるほどの存在だったという点は、個人的に興味深かったことを付記しておく。
- レスリー・メイヤー
- 東京創元社
- 1029円
書評/ミステリ・サスペンス

