ぽっぺん日記@karashi.org
2009-03-02(Mon) [長年日記]
_ できるコンサルタントになる方法──
売れるコンサルタントの「仕事の技術」 (DO BOOKS)(岡 聡)
「できるコンサルタントになる方法」と名付けたくなる一冊。
コンサルタントと聞くと、まず思い浮かぶ本が
コンサルタントの秘密―技術アドバイスの人間学(G.M.ワインバーグ/木村 泉/ジェラルド・M・ワインバーグ)だ。
問題解決という視点で非常に刺激を受けた書だ。
この本を読んで以来、コンサルタントという職業に憧れを抱いていて、いずれはコンサルタントと名乗ってみたいというのがささやかな夢のひとつだったりするのだが、まぁ、それはいいや。
『コンサルタントの秘密』が名著であることは疑いはないが、コンサルタントとして食べていくということになると、アメリカと日本におけるビジネスの土壌の違いもあり、これ一冊読めば済むという訳ではない。 そんな「コンサルタントとして食べていく」ためのノウハウを教えてくれるのが本書だ。
著者はアパレル業界からコンサルタント業界に転職したという経歴を持つ、株式会社船井総合研究所・所属の現役コンサルタントである。
本書を読んで感心したのは徹底的に実用的であろうとしていることだ。 この手の本になると、立身出世話や成功話にかなりのページ数が費されているというのがありがちだが、本書にそのようなものは皆無。 1トピック2ページというスタイルで、コンサルタントという職業の仕事の中身とノウハウを語っている。
どのような視点でクライアントの問題点を見つけ、どうクライアントと付き合っていくから、売れっ子コンサルタントになるための重要なステップである講演や執筆活動まで網羅されており、コンサルタントになりたい人や駆け出しのコンサルタントにとって多いに役立つこと間違いなしの内容である。
個人的に感心したのは、泥臭いイメージのある営業活動についても繰り返し述べられていることだ。 新規顧客開拓や既存の顧客をどう繋ぎとめるかの手法が示されているのだが、やはり、それで食べて行くというのはキレイごとで済まされることではないんですな。 ちなみに、コンサルティングファームに勤めているのと独立してコンサルタントをやるのでは、その稼ぎにも差が出ることが多く、場合によっては後者は前者の1/3になるのだとか。
ベテランの著らしく、含蓄のある言葉が散ちばめられているのも特色だ。 いくつか拾っておこう。
- 難しいことを難しく教えてはならない
- (移動中の)車中で疲れはてて寝ている人は、コンサルタントには向いていない
- どんな本にも参考なる部分が数ページは存在する
- "クライアント企業の飼い犬"になることを避ける
コンサルタントではない人間の視点から本書の感想を書くと、コンサルタント業務のミクロな部分については理解することができたのだが、マクロな部分──全体像については、まだあまり見えてこないというのが正直なところだ。 欲をいえば、もう少し掘り下げて、実際にクライアントが抱える課題について、どのようにコンサルティングを行い、どう解決したかの具体例が欲しかった。
とはいえ、コンサルタント業界を目指す、またはそこに身を置く人のみならず、問題解決を生業とする人(つまり、かなりの人が該当するということだ)は一読の価値がある書である。
- 岡 聡
- 同文館出版
- 1680円
書評/ビジネス
_ WATCHMEN届いたよ
WATCHMEN ウォッチメン(ケース付) (ShoPro Books)
小学館集英社プロダクション
¥ 3,570
マンガだけど、分厚い上に、情報量が多くて読むのに時間がかかる。 でも、すげー面白いよ。 ちょっと高いけど、激しくオススメ。
Who watches the watchmen?(誰が見張りを見張るのか?)





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