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2008-03-30(Sun) [長年日記]

_ S-Fマガジン 2008年 03月号 [雑誌]

2ヶ月遅れで読了。

2007年度英米SF受賞作特集ということで楽しめた号だった。

以下、感想をつらつらと。

「十億のイブたち」(ロバート・リード)

「男はオレ一人で、あとは女ばっかり」というD.T.力を発揮しまくりの妄想を抱いた男子大学生が、女子寮ごと平行世界に転移して創られた世界の話。

D.T.学生のオチは笑えるが、平行世界では男が女を拉致しまくって他の平行世界に転移するという設定は非常にダーク。

ラストはなかなか良い。秀作。

しかし、男1人で女が100人というのは遺伝子プール的にどうなんだろうな。

「エコー」(エリザベス・ハンド)

エリザベス・ハンドといえば『冬長のまつり』が思い浮かぶんだけど、あれって続篇が訳されていないんだよな、たしか。雰囲気はよかったんだけど。

この作品だけど、うーん、ひしひしと迫る孤独感は悪くないが、終末SF的な面白さはあまりない。まぁまぁ、かな。

「十月二十一日の海」(平山瑞穂)

SFではないけど、個人的には好みな雰囲気の作品。

人妻の女友達と旅行っつーうシチュエーションがいいよね(ぉ

まぁ、ラストが訳分からんけど。

「シスアドが世界を支配するとき」(コリイ・ドクトロウ)

システム障害で深夜に起こされるはじまりから、ワーカホリックで締められるラストまで現役シスアドとしてはニヤニヤできる作品。

こんなに都合よく(?)連鎖テロが起きるかなーという疑問はあるが、まぁ、そこにツッコむのは野暮ってもんでしょう。

googleネタなど、雰囲気を楽しむ短篇だね。