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2008-02-15(Fri) [長年日記]

_ S-Fマガジン 2008年 02月号 [雑誌]

なんとか2ヶ月遅れになる前に読み終えた。

日本作家特集ということだったのだが、あまり楽しめる作品はなかったかなーという印象。

以下、感想をつらつらと。

「アリスの心臓」(海猫沢めろん)

タイポグラフィを多用した作品は久しぶり読んだ気がする。 でも、読み辛いので、そこの部分は読み飛ばした(ぉ

内容的には、あまり好みではないかな。

「一九八四年」(樺山三英)

『一九八四年』と著者オーウェルのスペイン内戦体験に、ガウディをからめるというのは、なかなか面白い趣向。

ガウディって生涯、童貞だったんだな。

「夕暮れ畑」(谷崎由依)

安部公房のような作風だろうか(安部公房、よく知らないけど)。

ちょっと面白さが分からなかった。

「300万」(小林泰三)

コナン・ザ・グレートみたいなマッチョな宇宙人による侵略もの。オチが効いている。

収録作の中では一番楽しめたのだが、小林泰三にしてはややパンチに欠けるかも知れない。

「地球発熱衰弱状態」(椎名誠)

中国の環境汚染問題を扱っていて、毒ギョウザ事件を予見したかのようだ(ちょっと大袈裟)。

中国人の

自分が歩いていく一秒後の背後はもう自分とは関係ない場所(p.140)

という考え方は興味深い。この考え方があるから、道や電車の窓から線路にぽいぽいゴミを捨てても平気だそうだ。

また、海洋汚染により『中国の環境問題』でも触れられていた、日本海におけるエチゼンクラゲの大発生についても書かれている。事態は深刻だそうだ。

映画「アイ・アム・レジェンド」誌上公開

ウィル・スミスと監督フランシス・ローレンスの短いインタビューが掲載されているが、口では「好きだ」とか言いつつ、原作をまったくリスペクトしていないところが窺えておかしい。