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2008-01-18(Fri) [長年日記]

_ S-Fマガジン 2008年 01月号 [雑誌]

1ヶ月遅れで読了。

今号はテッド・チャン特集ということで面白い号だった。

以下、感想をつらつらと。

「商人と錬金術師の門」(テッド・チャン)

確定未来を描いた作品。 中東の雰囲気も良く、楽しめた。

〈歳月の門〉で20年間を行ったり来たりできるのはいいとして、20年後の人物が20年前(つまり、20年後の人物から見て、40年後)に行くのには、門を2回、右(過去)方向に入ればいいのかな。

「予期される未来」(テッド・チャン)

こっちも確定未来を扱った作品。

読んで、イーガンの「百光年ダイアリー」っぽいと思ったけれど、あれって過去に送信されるデータが改竄されるっつーう内容だったかなぁ。忘れてしまった。

テッド・チャンのエッセイやインタビューをまとめて

アメリカではテッド・チャンって売れていないんだねぇ。 個人的にはイーガンよりも好みだったりするんだけど。

そういえば、『あなたの人生の物語』(ブックオフの105円コーナーで保護)をアメリカ在住の従姉に送ったんだけど、読んだかな。

「罪火大戦ジャン・ゴーレ」(田中啓文)

祝! 第1部完。

今年、単行本にまとまるということで楽しみ。

「セーフガード」(久道進)

SFとしてはイマイチだけど、介護小説としては高い水準にあるのではないかと思った。

「親は子育てで苦労したのだから、介護で恩返しすべきだ」との言説を否定する主人公の思いには、介護経験者の実感が籠っているように感じられた(ホントにそうかは不明だが)。

「特別大使との夕暮れの会談」(セルゲイ・ルキヤネンコ)

『ナイト・ウォッチ』作者による短篇。

ロシアンな皮肉が効いている良作。