ぽっぺん日記@karashi.org
2007-12-16(Sun) [長年日記]
_ tDiary-2.2.0に更新
起きたら、tDiary-2.2.0がリリースされていた。ありがとうございます。 & お疲れさまです。 > たださん
脆弱性対策もされているということなので、さっそく更新作業をする。
とはいえ、一昨日、2.1.4のHEADに上げたばかりなので、大きな変更点は皆無。AutoPagerize化するパッチもそのまま当たった。
テーマが大量に追加されたので、テーマを1年くらい使っていたmonochromeからasterisk-lightgrayに変更してみた。初・右サイドバーだ。:-)
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奇妙でセクシーな海の生きものたち(ユージン・カプラン/土屋 晶子)
インターシフト様より本が好き!経由で献本して頂いた。インターシフト様、感謝致します。
海の生き物たちの驚くべき生態を教えてくれるのが本書。 著者は海洋生物学者で、米ホフストラ大学(Hofstra University)海洋研究所所長を勤める著者のユーモア溢れる語り口で鮮やかに描き出される生物たちの様子が楽しく、一気に読んでしまった。
本書に収録された全31エピソードは、著者が、学生たちの興味を掻き立てるために講義で話したものとのこと。 国は違えど、日本と同じく、アメリカの先生も学生に講義を聞かせるのに苦労している様子が透けて見えて、なんともおかしい。
「ホルモン満載の若い男女の興味を刺激する」という性格上、性にまつわる話が多いのだが、その手の話になると、つい手に取ることを躊躇ってしまう奥手の人も御安心を。 性に関係しない、ビックリ話も多数収められている。
個人的に特に興味深かったのが、アマゾン川流域に住むカンディルの逸話。淡水に住むこのナマズ目の魚は、川に入っている人間の尿道口から侵入し、膀胱の中まで入り込んで、最後には犠牲者を殺す。 著者はカンディルのおぞましい生態について、こう解説している。
魚は膀胱の内部で、ひれのなかの鋭い骨をぴんと立てて周囲にひっかかるようにしながら具合よく落ちつく。そして、膀胱壁をかじっていき、血管に到達すると、満腹になるまで血液を吸っていく。(p.37)
男性については、尿道の構造がカンディルが容易に通り抜けられないようになっているということだが(でも、どうやって取り出すかを考えると……)、女性については、尿道まで入られると膀胱までの行く手に遮るものがないとのことだ。
尿道から膀胱に侵入する魚の話は、遥か昔に『エイリアン魔獣境』(菊池秀行)で読んだ記憶があるのだが、実在していたと知って驚いた。
その他、 猛毒の棘を持ち、最近ではクロコダイル・ハンターこと、スティーヴ・アーウィンを死に至らしめたアカエイ、 原産地であるアフリカよりアメリカに持ち込まれ大繁殖し生態系を脅かしているという日本におけるブラックバスのようなティラピア、 ペットや日本人男性の精力剤*1として乱獲されているタツノオトシゴ、 背中に藻を飼い、そこから光合成で生じたエネルギーを貰って生きているアメフラシの仲間レタス・スラッグ、 日本でも飼育セットが学習雑誌の付録となっているカブトエビ などなど、興味深いエピソードが満載で、 海の生き物に興味がある人はもちろん、興味がない人でも面白く読める一冊と言えるだろう。
なお、本書の訳者は、『フィーチャー・イズ・ワイルド』や『新恐竜』を訳した土屋晶子氏なので、訳の質の面でも安心して読めるのではないかと思う。
- ユージン・カプラン、土屋 晶子
- インターシフト
- 2310円
書評/サイエンス
*1 今でも精力剤として使っている人がいるのか、少し疑問だが。
_ 先週読んだ本
あんまり読めんかったなー。
君のためなら千回でも(上巻) (ハヤカワepi文庫)
早川書房
¥ 693
君のためなら千回でも(下巻) (ハヤカワepi文庫)
早川書房
¥ 693
感想はこちら。
例えばイランという国―8人のイランの人々との出会い
新風舎
¥ 1,470
感想はこちら。
奇妙でセクシーな海の生きものたち
インターシフト
¥ 2,310
感想はこちら。





まで頂ければ幸いです。