ぽっぺん日記@karashi.org
2007-10-31(Wed) [長年日記]
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人形の部屋 (ミステリ・フロンティア)(門井 慶喜)
本が好き!経由で献本して頂いた。
かつて旅行会社に勤務し、現在は専業主夫となっている主人公が「歩く百科辞典」「電源のいらない検索サイト」と呼ばれた博識を駆使し、中学生の娘とともに、日常生活で遭遇した謎を解き明かす、いわゆる「日常の謎」系連作ミステリが本書。 デビュー単行本『天才たちの値段』が話題になったことが記憶に新しい、門井慶喜の第二作だ(実は『天才たちの値段』は未読なので、次の機会に読もうと思う)。
収録されている五作品のうち、メインとなるのは、 かつての上司によって持ち込まれたフランス人形の謎を解く表題作「人形の家」、 花を嫌う奇妙な隣人と、その正体を知らせる暗号メールの解読に頭を悩ませる「お花当番」、 お子様ランチと娘の家出の顛末を描く「お子様ランチで晩酌を」の三作品。 主人公と娘の会話が、ウィットに溢れすぎていて、なんだか父親と中学生の会話に思えなかったり、登場人物のほとんどが教養に溢れているあたりは、少々リアリティに欠けるところではあるのだが、どれも爽やかな読後感を残す秀作だった (ただ「お花当番」の隣人の態度は社会人としてどうかとは思う)。
個人的に、特に気に行ったのが、上記作品の間に、インターミッション的に挿入されている「外泊1──銀座のビスマルク」と「外泊2──夢みる人の奈良」。 どちらも、クリスマス・プレゼントとして主人公が家事から解放される二日間の小旅行を扱っているのだが、主人公が買い求めた万年筆、筆といった文房具絡みで、見知らぬ人より奇妙な相談を受けるといったストーリーになっている。 30ページに満たない小品であるが、味わい深い仕上がりだ。
全篇に渡って、様々な蘊蓄がちりばめられているので、雑学を仕入れるのにも役立つ一冊と言えるかも知れない。続篇にも期待したい。
ちなみに、主人公の細君については、名前だけしか出てこないので、もしかして、『刑事コロンボ』の「うちのカミさん」みたいな扱いなのかなーと思っていたら、最終話「お子様ランチで晩酌を」の最後の最後に登場しました。
- 門井慶喜
- 東京創元社
- 1575円
livedoor BOOKS
書評/ミステリ・サスペンス

_ 今月のKPT
とりあえず、ちょうどいい区切りなので、1ヶ月単位で書いてみることにした。
っつーか、KPTってこれでいいんだろうか(『アジャイルレトロスペクティブズ』買っていない)。
Keep
- 読書ペースはなかなかいい感じだった。
- 早めに寝る生活を続けることができた。
- Rails + BDD(ビヘイビア駆動開発) & TDD(チケット駆動開発)で、かなりいい感じで開発できるようになってきた。
Problem
- 読んでも感想を書いていない本があった。
- 技術系の書籍を全然読んでいない。積ん読が増えまくり。
- 日記が読書感想ばかり。
- 読書ばかりで勉強をさぼり気味。
- 早めに寝ているのに、起きるのが遅いのは×。
Try
- 感想の長さは気にせず、記録として読んだ本を日記にメモっておく。
- 技術系書籍の読書量をなんとか増やす(ちょっと難しそうだなー)。
- もうちょっと日記に色々書く。
- 早起きをして、勉強の時間を捻出する。
- テストを書いていないRailsプログラムにも、Rspecでテストを書く。





まで頂ければ幸いです。