ぽっぺん日記@karashi.org
2007-07-11(Wed) [長年日記]
_ svkを使いはじめた
今まで、特に必要性を感じなかったので導入していなかったのだが、生のsvnを使っていて良いのは中学生までということなので、今さらながら使ってみることにした。
インストールや設定で特に迷うところはなし。
正直、オフライン環境で開発することがないので、今のところ、便利さがよく分からんのだが、とりあえず、使い続ければ分かるかな。
参考:
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グラデュエーション デイ―未来を変える24のメッセージ(アンドリュー・アルバネーゼ/佐々田 雅子)
「本が好き!」プロジェクト経由で献本して頂いた一冊。
本書『グラデュエーション デイ』には、米国の大学で行なわれた著名人による卒業式記念講演が24本収録されている。
講演者の顔触れは、歴代大統領をはじめとして、ティム・オライリー、ジョージ・ルーカス、スティーブン・スピルバーグ、ジョディ・フォスター、スティング、ロバート・レッドフォード、パトリック・スチュアート(『新スタートレック』のピカードの中の人!)、ロス・ペロー、ジョン・グリシャムと非常に多彩だ。
しかし、各スピーチの内容は、その講演者ほど多彩とは言えないかも知れない。講演者独自の語り口は、それなりに興味深かったものの──卒業記念式講演という性格上、仕方のない面ではあるのだが──内容的には似たり寄ったりのものが多く、20代半ばくらいまでの読者であれば得られる教訓も多いだろうが、それ以上の年齢の読者となると、正直なところ、少々退屈してしまうしまうかも知れない。
ただ、卒業生の前途を祝福し、叱咤激励し、「人生でお金は一番大事なものではないんだよ」と教訓を与える、お決まりのスピーチに、講演者の尖った主張(政府批判や死刑廃止論、フェミニズムなど)まで織り込んでしまうあたりは、さすがは自由の国アメリカだと感じられた。日本の大学でこんな講演したら最悪、途中で止められてしまうこともあるのではないだろうか。
個人的には、各スピーチの内容よりも、その背景に透けて見える時代が興味深かった。たとえば、1983年に行なわれたスーザン・ソンタグのスピーチでは、冷戦構造とレーガン政権の政策を痛烈に批判しているし、冷戦終結直後の1992年に行なわれたコリン・パウエルのスピーチでは、予想される明るい未来が語られる(現在の状況を考えるとなんとも皮肉だが)。また、1995年に行なわれたスピーチで、ダン・ラザーは、アメリカは(正確には「テキサス人」とラザーは語っている)ユーゴスラビヤ紛争やルワンダ虐殺に積極的に介入すべきだと主張する。
このような視点で各スピーチを見ていくと、不満に感じられるのが、本書に収められたスピーチのほとんどが1980年代から90年代のものであるいう点だ。2000年代に入ってから行なわれたスピーチは、冒頭のティム・オライリーのもの一つだけである。原書の出版は1998年ということなので仕方のないところではあるのだが(ティム・オライリーのスピーチは翻訳にあたって追加したのではないかと思われる)、9・11、イラクをはじめとする対テロ戦争が、卒業式記念講演にどのような影響を与えているのかを知ることができないのは残念だ。
本書の趣旨とだいぶ離れた感想を書いてしまったが、大学生または新社会人くらいの人にとっては、たくさんの教訓を得ることが出来る一冊だと思う。そういった人への贈り物としては最適ではないだろうか。
最後に個人的に興味深かったスピーチをいくつかピックアップしておく。
ティム・オライリー(於:カリフォルニア大学バークレー校・2006年5月13日)
プログラミングをする人であれば、たいていの人がお世話になっているのではないだろうかと思われる、動物を描いた表紙がトレードマークの技術系出版社、オライリー・メディアのCEO。最近巷に氾濫しているナンチャラ2.0の語源となった、Web 2.0の提唱者として有名。
現在のインターネットの状況とその光と影、そして、これからどのようにそれらを向き合っていきべきかを語ったスピーチは、コンピュータに関わる仕事をしていない人間でも一読の価値があるだろう。
ダン・ラザー(於:テキサス大学オースティン校・1995年5月20日)
ジャーナリスト、ニュースキャスターであり、最近では、ブッシュ大統領の兵役逃れという虚偽の報道をしてしまったことで有名。
高らかにTexas is No.1を謳い上げるスピーチは、いかにもアメリカの南部人らしく、非常におかしかった。
パトリック・スチュアート(於:ボモーナ大学・1995年5月14日)
『新スタートレック』のピカードを演じた俳優と言った方が通りがいいだろう。
なかなかユーモアに富んだスピーチで読んでいて楽しかった。前夜から演壇の下に潜み、名前を呼ばれた瞬間に、チェーンソーでステージに穴を空けて出てきた卒業生の話には、思わず、ニヤニヤしてしまった。
後半、死刑廃止論の話が飛んでしまうのは、少し妙ではあるが、トレッカーであれば、一読の価値ありか?
ロス・ペロー(於:ボストン大学・1994年5月22日)
言わずと知れた、1992年および96年の大統領選に出馬した大富豪。
金持ちと聞くと、つい反発したくなってしまう性分なのだが、意外にも(というと失礼だが)、教師や両親だけでなく、大学を維持する裏方さんたちにも同じ感謝を捧げるようにと語った、このスピーチは、収録されて中でも一番感動的なものだった(とは言え、もしかして本職のスピーチ・ライターが原稿を書いたのではないだろうかと、元来のへそ曲がりから、そんなことも疑ってしまうのだが)。
- アンドリュー・アルバネーゼ、佐々田 雅子
- オデッセイ コミュニケーションズ
- 1890円
livedoor BOOKS
書評/歴史・記録(NF)






まで頂ければ幸いです。