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ぽっぺん日記@karashi.org


2007-04-05(Thu) [長年日記]

_ ロジカル・コミュニケーション(安田 正) ロジカル・コミュニケーション(安田 正)

以前から、自分でも気になっているコミュニケーション上の悪癖の一つが「話の途中にも関わらず、思い付くまま、どんどん別の話題を話してしまう」というものだ。

ちょっとした無駄話もコミュニケーションを円滑に進めるためには必要ではあろうとは思うが、そうは言っても、打合せを終えてから「しまった! 重要なことを聞くの忘れてた」という、潤滑油であったはずの無駄話が主になってしまったような、なんのために打合せをしたのか分からない本末転倒の事態になるということは避けるに越したことはない。

そんな訳で手に取ってみた本書であるが、イラストが多く、文字数も少ないため、1時間もかからずに読めてしまうのだが、それにも関わらず、非常に実用的な内容で良い意味でびっくりした。

本書の主題は『話を始める前に内容について「話の設計図」(話のアウトライン化)を作っておく』というものだ。結局、話すべきポイントを押さえず、話し始めてしまうから、肝心の点がぼやけた内容になってしまう。

非常に具体的なアドバイスだ。

また、「なぜ、日本人はコミュニケーションが苦手なのか」という根本的な問題についても述べられている。特に目から鱗だったのが、日本人の話し方の問題について実例を挙げた「Part3 なぜ、日本人は論理的に話すのが苦手なのか?」だ。

  • 賛成なのか反対なのか、はっきりしない。
  • 趣旨がつかみにくい表現や、状況によってどうにでも受け取れるような表現をする。
  • 「個人の意見」なのか、「全体の総意なのか」なのか、話の主体性が見えない。

など、コミュニケーションについて悩んだ経験者であれば、該当するものが最低一つはあるのではないだろうか。個人的には、最初に挙げた自分の悪癖が「話の内容が連鎖的に変わる」にばっちり該当した他、「言葉数が少なく、コミュニケーションに対する意欲が低い」*1、「重要な内容と瑣末な内容が混在する」「話の先の展開が予測できない」が該当した。

本書を読み終えてから、打合わせ前や電話を掛ける前に「話の設計図」を書くように心掛けている。とりあえず、今のところは、相手とスムーズに意思の疎通がはかれている気がしている。将来的には、本書で直接触れられていない、掛かってきた電話や相手から振られた話など、受動的かつ「話の設計図」を書くほどの時間がない場合のコミュニケーションについて、どうにか上手く対処できるようになりたいと思っているのだが、これは現在のやり方を継続させてスキルを磨いていけば、身に付くのではないかと思っている。

あえて難点も書いておこう。問題は1,300円+税という価格だ。全カラーページのため、仕方ないとは思うのだが、店頭で見掛けた場合、この薄さで上記の価格だと、個人的には少し高く感じでしまう。1,000円札一枚で済むくらいの価格であれば、非常に買いやすいと思うのだが、いかがだろう。

苦言も呈してみたが、もちろん内容にはなんの問題もない。本書のメインターゲットである「話が分かりにくい」と言われている人はもちろん、コミュニケーション上の悪癖に悩んでいる人にもお薦めしたい一冊だ。


ロジカル・コミュニケーション

Amazonで購入
livedoor BOOKS
書評/教育・学習

*1 最初の話と矛盾するようであるが、普段は口数が少ないのだ。その反動で打合せの席では余計なことまで喋ってしまうのでないか、と思っている。

_ Ruby-GetText-Package(gem版)の野良ports

昨日、devel/ruby-gettextを1.9.0に追随させるパッチを書いたけど、よく考えたら、もうgemの時代じゃね? ということで、gemを使う野良portsを作ってみた。

とりあえず、こっちをsend-prする方向で。

昨日に引き続き、「試してやるぜ!」というチャレンジャーな方がいらっしゃれば、テストをお願いします。m(_)m

tarで固めたものはここに置いておきます。

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