ぽっぺん日記@karashi.org
2006-12-01(Fri) [長年日記] この日を編集
_ mail/ssmtp(Gmailでも使ってみた)
sendmail互換の送信専用MTA(所謂nullmailer)。サーバ用のnullmailerとしてはqmail+QMQPを使っているんだけど、SMTPのものも必要かと思い試してみた。
試してみた結果、メールハブやISPのSMTPサーバへの送信専用MTAが必要な場合、sendmailを送信専用に設定するよりもssmtpを使う方がシンプルで良さそうな感じ(後日追記:と思ったが、よく考えたら、大して複雑なことをしないならsendmailでも良いかという気がしてきた)。
portsのMakefileには/etc/mail/mailer.confの書き換えスクリプトも含まれているので、普通にmail/ssmtpをインストールした後、
# cd /usr/ports/mail/ssmtp && make replace
するだけでsendmail代替になる。
設定ファイルは
- /usr/local/etc/ssmtp/ssmtp.conf
- /usr/local/etc/ssmtp/revaliases
の2つ。
ちなみに、GmailのSMTPサービスを使う場合の設定例は下記の通り。
/usr/local/etc/ssmtp/ssmtp.conf:
root=youraccount@gmail.com mailhub=smtp.gmail.com:587 rewriteDomain= hostname=youraccount@gmail.com UseSTARTTLS=YES AuthUser=youraccount AuthPass=yourpasword AuthMethod=LOGIN FromLineOverride=YES # オプション
/usr/local/etc/ssmtp/revaliases:
root:youraccount@gmail.com:smtp.gmail.com:587 mainuser:youraccount@gmail.com:smtp.gmail.com:587
HOWTO Gmail and sSMTP - Gentoo Linux Wikiをコピっただけなんだけど、俺の環境ではssmtp.confに
AuthMethod=LOGIN
を足してやらないと動作しなかった。
2006-12-02(Sat) [長年日記] この日を編集
_ 痛いニュース(ノ∀`):【コラム】"給食費という高い税金" 「刑務所じゃあるまいし、なぜ画一的な食事を強制されるのか」「長男の修学旅行は金がかかるから断念」…評論家・潮匡人
今回も具体例で語ろう。以下は都内A区立Z小学校の実例。学年により多少違うが5年生の場合、給食費が年間5万820円。その他、教材費として1万5000円が、修学旅行などの積立金として1万6500円が徴収される(中学になれば、さらに増える)。以上に2500円のPTA会費と520円の引き落とし手数料を合計すると年額8万5000円を超える。これに扶養子弟の人数分が乗じる。わが家の場合、こどもが3人。合計額は勤務先大学の年俸1割を超え、家計を圧迫する。恥ずかしい話だが、長男の修学旅行は断念した。
潮匡人氏ってどこに勤めているんだろうとググったら、Wikipediaにエントリがあった。帝京大学短期大学勤務助教授とのこと(あと元空自三佐・現軍事ジャーナリストとのこと。恥ずかしながら全然知りませんでした)。
エントリーには、既に
なお、本人が「Sankei WEB」に執筆した「【コラム・断】給食費という高い税金」の記事内容から、勤務先短大の年俸は255万円以下と推定される。
と書き足されていて、ちと笑った。
_ バッファロー
出張で泊まるホテルに、インターネット接続について問い合わせたら、「ロビーにバッファローが飛んでいるので大丈夫です」と言われた。
たぶん、「バッファロー = 無線LAN」のことだと思って、礼を言って電話を切ったのだが、その後、無数のバッファローが室内を飛んでいるところを想像して吹いた。
_ できごと
7時起床。今日も出勤。
出社して書類仕事など。休日は電話も掛からないので、仕事がはかどる。定時ちょい過ぎに退勤。
帰路、電車内で
ラギッド・ガール―廃園の天使〈2〉 (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション)(飛 浩隆)を読了。大傑作。
夕飯を食べた後、2時間ドラマ『おとり捜査官・北見志穂11』を見る。まあまあの出来だけど、犯人の動機*1が納得できんな。そう言えば、クレジットでは、原作は未だに山田正紀ということになっているけれど、もう完全に独自ストーリーだよな。
その後、なんとなくだらだらと過ごし、結局、『ER X』を見てから25時半に就寝。
*1 33年前に、夫が不妊治療を受けているカップルに精子を提供して産まれた子供たちを、その事実を知った妻が悪魔と断じ、殺害を企てる。
2006-12-03(Sun) [長年日記] この日を編集
_ 『廃園の天使』読書ノート
※ネタバレしています。未読の人は注意。
提示された謎やその答えを次回作を読む頃には忘れてしまいそうなので、その備忘録。量が増えた場合にはWikiへ移すことを検討する。
ラギッド・ガール―廃園の天使〈2〉 (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション)(飛 浩隆)
夏の硝視体
- ジョゼ・ヴァン・ドルマンが発見・保管している硝視体が、鉱泉ホテルに移された経緯は?
ラギッド・ガール
クローゼット
- ジョゼ・ヴァン・ドルマンの奥深くに隠された恐怖の源である、アイデンティティ境界をタイルのように剥すコートの女は、安奈・カスキ。
魔術師
- コペツキの正体は、ヴラスタ・ドラホーシュか(門扉に飾られたスターバックスのロゴでも暗示されている)。
- サビーナのコピー元は、『グラン・ヴァカンス』に登場するジュリー・プランタンか。
- コペツキの教えを受けていた、東洋系の風貌をした姉妹(マリエとミロスラフ)、長身で片方の眉は半分しかないマレクは、他の作品にも登場する可能性がある(『蜘蛛の王』のウーゴのように)。
- コペツキが完成させた、ひとつのリソースを使う2組の目(一組はAI本来のキャラクタ、もう一組はAIの奥からひそかに外を観察する静かな目)は、他の作品でどう登場するのか?
蜘蛛の王
- 〈父〉の正体は、『クローゼット』に登場した、浅生たがねか。内部に図書館機能を持つ蜘蛛(ダキラ)は、『クローゼット』でガウリ・ミタリが途中まで作成し、たがねに託したものと同一もしくは発展させたものと思われる。
- ウーゴは、『魔術師』 に登場したマレク。
- ニムチェン == ランゴーニが自分の誕生シーンを客観的に視ているのは、『魔術師』でコペツキが完成させた、ひとつのリソースを使う2組の目を持つためか。
- 〈非の鳥〉は 〈天使〉と同一のもの。
- ダキラと取り引きして、ダキラとブンロートを別の区界へと運んだと思しき、麦鯨の子と、『グラン・ヴァカンス』・第6章『天使』に登場する〈天使〉の乗り物(?)の鯨との関連性は?
- ウーゴがランゴーニに仲間に加わるよう誘う際に言う、〈数値海岸〉のAIは誰でも知っていて、〈非の鳥〉に対抗する意志を持つ者とは、阿形渓か。
_
グラン・ヴァカンス―廃園の天使〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)(飛 浩隆) &
ラギッド・ガール―廃園の天使〈2〉 (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション)(飛 浩隆)
この2作を続けて読めたのは、非常に幸運だったと思わずにはいられない。
仮想世界からの視点のみで語られた『グラン・ヴァカンス』を、『ラギッド・ガール』所収の、物理世界と仮想世界を舞台にした各短編が補完する様は、まるでパズルのピースがかちりと嵌るようで非常に心地良いものだった(美しくも、官能的かつ残酷な小説に使うには変な表現かも知れないが)。
象られた力 kaleidscape (ハヤカワ文庫 JA)(飛 浩隆)を読んだ時にも感じたことだが、硬質な文体と緻密な構造もまた素晴しく、その裏には、篩に掛けた活字を一つ一つ選び出すような*1、並々ならぬ作者の努力が透けて見えるようだ。
次回作になるらしい、『廃園の天使』シリーズ・第2長編『空の園丁』が待ち遠しい限り。*2。とりあえず、それまで未読だった、SFマガジン2005/4月号所収の『空の園丁』未完版でも読むとするか。
_ W-ZERO3[es] のファームウェアをVer.1.50aにアップデート
朝飯を食べて、時間が掛かりそうなので、今日やることにしておいたW-ZERO3[es] のファームウェアのアップデート作業。
事前のバックアップ等は伊藤浩一のW-ZERO3応援団(esとhTc ZとX01HTも応援中) - 最新ファームアップ(Ver.1.50a)が公開を参考にした。
とりあえず、バージョンアップはしてみたが、新機能の ホームメニューは、今使っている YTaskMgrの方が便利な感じ。名刺リーダーはまだ試していない。
まぁ、安定性が向上したというのことなので、それは嬉しいな。
2006-12-04(Mon) [長年日記] この日を編集
_ できごと
7時起床。
帰りの電車で
世界飛び地大全―不思議な国境線の舞台裏 (国際地理BOOKS (VOL.1))(吉田 一郎)を読了。『国マニア』の方が面白かったかなー。
麦酒を飲んだた酔っ払ってしまったので、少しだけ読書して就寝。
2006-12-06(Wed) [長年日記] この日を編集
_ できごと
7時起床。
通勤電車内で
独白するユニバーサル横メルカトル(平山 夢明)読了。これはひどい(誉め言葉)。
夕飯に、鯖の味噌煮と干し柿が出た。ウレシス。
『ラクダ本』をぱらぱらと読んでから就寝。
2006-12-07(Thu) [長年日記] この日を編集
_ W-ZERO3[es]にNAVITIMEアプリをインストールした
俺も乗換検索する時に、オッサン・ナビゲータのスタンドが出せるようになったよ。
_
独白するユニバーサル横メルカトル(平山 夢明)
これはひどい!!(注:誉め言葉)
通勤電車内で読んでいたけれど、「よくこれだけ厭な話が書けるなぁ」と感心することしきり。俺が知っている厭な話を書く作家と言うと、他に牧野修がいるけれど(それからもう少しマイルドになって小林泰三)、この作品の「厭な感じ」は牧野作品に匹敵する。
全8編のうち、『C10H14N2(ニコチン)と少年――乞食と老婆』、『Ωの正餐』、『無垢の祈り』、『怪物のような顔の女と溶けた時計のような頭の男』のひどさ(注:誉め言葉)は突き抜けていて、喉のあたりがすっぱくなり、若干マイルドな(しかし、一般的には十分厭な話であろう)『オペラントの肖像」』、『すまじき熱帯』*1、『独白するユニバーサル横メルカトル』で、息継ぎするような感じで読了。
グロテスクな描写に弱い人は、ちと覚悟して読み始めないといけないと思うけれど、ただただグロテスクなだけではなく、その裏に見える理知的な構造は、正に一級品のホラーなので、そっち系が好きな人には強くお薦め。
*1 『闇の奥』か、『地獄の黙示録』へのオマージュで笑った。
_
XB-70ヴァルキリー(!)の予備部品を元に母機(SR-3)を作り,ここから発射する子機(XOV Experimental Orbital Vehicle)によって偵察を行うという試験機だったようです.
ヴァルキリーって、マジですか。
_ FreeBSD Security Advisory FreeBSD-SA-06:25.kmem
FreeBSDを動かしているマシン群にFireWire付いていないけれど、念の為、昼休みにkernelの入れ換えをしておいた。
_ Filter::EntryFullText 窓の杜
絶対に誰か作っていると思ったが見当たらないので適当に書いてみた。
RSSファイルはhail2u.net で配信しているものを使わさせて頂いた。
madonomori.yaml:
author: poppen handle: http://www\.forest\.impress\.co\.jp/article/ extract: <TITLE>(.*?)</TITLE>.*?<!-- 本文開始 -->(.*?)<!-- 本文終了 --> extract_capture: title body
こういうのってircで言ってみた方がいいのかなぁ(実はircって全然経験ないのでビビっていたり)。
追記
なんかキチンと動いていないぽい。あとで調べる。
さらに追記
書き直そうかと思ったけれど、otsuneさんから教えて頂いたEFTが良いので、そのまま使うことにした。
2006-12-08(Fri) [長年日記] この日を編集
_ LA FONERAが届いた
一昨日注文したものが届いた。思っていたより、ずっと早かった(1週間はかかると思っていた)。
とりあえず、箱だけ開けたけれど、無線APは掌に乗るくらいの小ささ。
設定は日曜日。
_ できごと
6時半起床。太平洋戦争開戦の日。
最近、走ると息切れがする。外回りが少なくなった所為で、運動不足かも知れん。休日は運動をするようにしよう。
通勤電車内で
そして殺人者は野に放たれる (新潮文庫)(日垣 隆)を読了。うむむ、これは衝撃な作品だ。
2006-12-10(Sun) [長年日記] この日を編集
_
世界飛び地大全―不思議な国境線の舞台裏 (国際地理BOOKS (VOL.1))(吉田 一郎)
就寝前にちびちび読んでいたんだけど、いつになっても読み終わらないので、通勤中に読むことにして読了した。
その名の通り、世界中の飛び地ばかりを集めたガイドで、資料的な価値は非常に高いと思う。ただ、各飛び地の紹介が、ページ数の都合か、短めのものが多く、読み物的な面白さで言えば、この前読んだ同じ著者による
国マニア―世界の珍国、奇妙な地域へ!(吉田 一郎)の方が上かも。
紹介されている飛び地やエピソードのうち、
- 米統治時代の沖縄の首里高校が高校野球に出場することになったが、残念ながら初戦敗退。記念に持ち帰った甲子園の砂が沖縄税関で検疫に引っ掛り没収され、それが沖縄県民の怒りを呼び、祖国復帰運動の切っ掛けの一つになったというエピソード。
- 国共内戦に敗れた国民党軍兵士が中国奪還のために隠れ済んだ、タイ北部の泰北と香港の首吊り嶺。ちなみに前者は、資金集めのために麻薬生産をし、悪名高きゴールデン・トライアングルになった。
- 第二次大戦時、クーデターによりイギリスに亡命していたユーゴスラビア皇太子夫妻に、出産の1日だけユーゴスラビア領土として貸し出されたロンドン・クラリッジスホテル・スイート212号室(当時のユーゴスラビアの規定では国内で生まれた者にしか王位継承が認められなかったため)。
- 冷戦下、西ベルリンにありながらソ連領だった、ソ連戦勝記念碑。碑の両脇にはベルリン突入一番乗りを果たした戦車が鎮座していたということだが、やっぱり、T-34かな。
- 周辺住人に白血病患者が多発するほどの強力な電波でラジオ布教放送を発信していた、ローマ市内にあるバチカン領の電波塔(今は電波の出力を弱め、インターネットでの布教にシフトしているとのこと)。
- ベルリンの壁崩壊の切っ掛けになった「汎ヨーロッパ・ピクニック」*1の舞台であるオーストリア/ハンガリー国境のノイジードラー湖に浮かぶ小島。
あたりが個人的に面白かった。
*1 以前、NHKスペシャルで『ヨーロッパ・ピクニック計画』として放送された。
_ できごと
7時半起床。外を見ると霧が出ている。
朝一で親戚を訪問。収穫した野菜を届ける。お茶を飲みながら1時間ほどゆっくりする。帰りに色々とお土産を貰った。帰路、スーパーに寄って買い物。
運動不足解消のため、1時間ほど山道を歩く。昼は途中で寄ったレストランで、スリランカ・カレー。添えてあった唐辛子を食べたら、鼻水が出そうなほど辛かった。
帰宅して、PCの設定を頼まれたので、近所の家を訪問。結構、時間が掛かった。
なんだか忙しい1日だった。まぁ、ごろごろしないで済んだので充実した一日だったかも。
そう言えば、LA FONERAの設定忘れてた。
2006-12-11(Mon) [長年日記] この日を編集
_ tDiary 2.1系の脆弱性対応
前回の脆弱性よりヤバいということなので、portsのアップデートを待たず、手で2.1.4.20061210にアップデートしておいた。
_ Amazonプラグイン
そう言えば、2.1.4にアップデートしてから(新しいリンク形式になってから)Amazon.co.jp アソシエイト・レポートの「クリックのみで注文のない商品」がかなり減っている気がします。
売上は年間を通して数えるほどしかないので良く分かりませんが。:-)
_
顔のない敵 (カッパ・ノベルス)(石持 浅海)
対人地雷とその除去をテーマにしたミステリー短篇集(巻末に収録された著者の処女作は除く)。
一篇の長さが40ページほどなので、さくさく読めた。
短篇集なのにも関わらず、各話の登場人物が(一部)重なるのはなかなか面白い趣向だと思う。ただ、持ち回りの探偵役があまりにも明晰な推理を発揮するのには、ちと違和感を感じないでもなかったけど。
収録作のうち、陸上自衛隊調達実施本部の小川一尉が探偵役の『トラバサミ』が意表を突いた設定で、個人的には一番面白かったかな。ちなみに小川一尉は『利口な地雷』でも探偵役をつとめていて、ラストではダークな一面も見せてくれる(佐藤大輔作品に登場する浅岡二佐ほどではないが)。
作中では対人地雷についてかなり詳しく説明されるので、軍事属性の人もそれなりに楽しめるんではないかと思う。*1
*1 小川一尉が「軍事機密」と言ってしまうあたりは変と感じるかも知れないけれど。やっぱり「防衛機密」もしくは「防秘」って言うよね、きっと。
2006-12-12(Tue) [長年日記] この日を編集
_ Filter::EntryFullText 窓の杜(その2)
otsuneさんから教えて頂いた、 窓の杜 - 今日のお気に入りのEFTを使わさせて頂き、窓の杜の最新記事を取ってくることにした。
やっぱり、こっちの方がスマートだ。
_ PocketPuTTY ISO2022版(2006-11-25)をビルドした
ranekovの日記 - PocketPuTTY ISO2022版を構築するを参考に、PocketPuTTY ISO2022版(2006-11-25)をビルドした。
eMbedded VC++(っつーか、VC++)を触るのさえ初めてだったので、不安で一杯だったが、手元のW-ZERO3[es]では正常に動作している模様。
せっかくなのでビルドしたバイナリを下記に置いておきます。無保証。
http://www.karashi.org/~poppen/files/pocketputty20061125.zip
_ できごと
6時半起床。
通勤中には
ヒトラーが勝利する世界―歴史家たちが検証する第二次大戦・60の“IF” (WW selection)(ハロルド・C. ドィッチュ/デニス・E. ショウォルター/Harold C. Deutsch/Dennis E. Showalter/守屋 純)を読んでいるんだけど、えれー長い。「真珠湾」の章は、日本の仮想戦記とは全く正反対の展開で笑った。
寝る前に、PocketPuTTY ISO2022版のビルドをしようと急に思い立って作業をしたいたら、遅くなってしまったので、読書をしないで就寝。
2006-12-13(Wed) [長年日記] この日を編集
2006-12-14(Thu) [長年日記] この日を編集
_ できごと
7時起床。
久しぶりに、丸一日、外回り。電車で片道2時間以上かかる行程だったので、読書が進む。仕事はなんとか雨が降り出す前に終了できた。良かった。
帰宅して25時くらいまで調べものをしていたので、読書をせず就寝。
2006-12-15(Fri) [長年日記] この日を編集
_ できごと
7時起床。
色々あって忙しい1日だった。自分の仕事は全然進まず。
帰りの電車内で
ヒトラーが勝利する世界―歴史家たちが検証する第二次大戦・60の“IF” (WW selection)(ハロルド・C. ドィッチュ/デニス・E. ショウォルター/Harold C. Deutsch/Dennis E. Showalter/守屋 純)を読了。色々と面白かったので読書ノートを書く予定。
今日も読書をせず就寝。
2006-12-16(Sat) [長年日記] この日を編集
_ 病院に行った
2週間ほど前から左胸の肋骨に沿って、なんとなく痛みがあって、「運動不足かなー」と思いつつ、病院に行くほどでもないので放っておいた。
前日の夕食の時に、妻にふとそのことを言ってみたところ、えらく心配されて、すぐ病院に行くように言われたので、「まぁ、心臓の位置だしなぁ」と、何年かぶりに病院に行ってきた(歯医者は別)。
午前中は、どうしても行けなきゃいけない仕事があったので、直行で終わらせてから、その足で病院へ行く。行ったところは、妻がお世話になっている自宅近くの内科専門の小さい病院(開業医っていうのかな?)。
めちゃくちゃ混んでいて、俺の順番が来るまで2時間待った。おかげで読書が進む進む。
俺の順番が来て、問診とレントゲン、それに心電図と簡単な血液検査をしてから、先生からお話し。妻から「怖いことを言う先生だから」と事前に注意されていたけど、いきなり「心臓が大きい」と言われるとは思わんかった。内容を箇条書きにしておくと、
- 若いわりに心臓が大きい。疲労が溜まると徐々に大きくなって色々と症状が出てくる可能性があるので注意するように。
- 心電図は正常だが、徐々に悪い波が出てくることもあるかも知れない。
- 肋骨の痛みは、肋間神経痛の可能性がある。
- 帯状疱疹のように外から判断できるものはない。
- 念の為、心臓病用パッチと痛み止めを出しておく。
という感じ。「心臓病用パッチを貼って、効いてしまうと、逆に狭心症ってことでまずいから」と念押しをされた。
来週、血液検査の詳しい結果を聞くためにもう一度来ることにして、薬を貰って帰宅。
_ 肋間神経痛
ググってみたところ、俺の症状の場合、痛みも柔らかいし、時々感じなくこともあるし、先月、すげー重い荷物を持った記憶もあるので、どうやら絞扼神経症というものに該当しそうな気がする。
一時的なものということらしいので、早く治ると安心できるのだが。
_ できごと
7時起床。
2006-12-17(Sun) [長年日記] この日を編集
_
ヒトラーが勝利する世界―歴史家たちが検証する第二次大戦・60の“IF” (WW selection)(ハロルド・C. ドィッチュ/デニス・E. ショウォルター/Harold C. Deutsch/Dennis E. Showalter/守屋 純)
第二次世界大戦にありえたIFを英米の軍事史家が検証した論文集。
通読したが、ヨーロッパでの戦争推移に関する根本的な知識が欠けているため、もう少し知識を得た後で再読する予定。とりあえず、俺でも理解できた日本を中心にした論文に絞っての感想を書いておく。
俺の浅い知識では、論じられている推論が妥当なものであるかはなんとも言えないのだが、その冷徹な筆致は評価できるのではないかと思う(もちろん、これには戦勝国側の人間が持つ、一種の余裕みたいなものも大いに関係はあるのではないかと思うのだけれども)。
ただ、冷徹であるからこそ、その視点には容赦がない。例えば、第14章『太平洋戦争の集結』で論じられる原爆投下についての記述、
広島の恐怖は、その後の時代にそれよりはるかに破滅的な核戦争を引き起こすことへの持続的な抑止のために支払われた代償であった。
は、一般的な日本人にとっては、なかなか感情的に受け入れ難いものがあるのではないかと思う(俺を含む軍ヲタはまた違った感想を持つと思うけど)。
第15章『海の戦い』でも、日本海軍指導部とその戦略を容赦なく切り捨てていて、例えば、山本五十六については
連合艦隊司令長官山本五十六提督は戦前にアメリカとイギリスで何年も過ごして経験があったが、戦時中の戦略を見てみると、彼はそこからほとんど何も学んでいないように思える。彼は一九四二年にアメリカ海軍の戦略をしばしば誤認していた。だから一九四三年初め、アメリカ軍がソロモン上空で彼に待ち伏せ攻撃を仕掛ける決断をしたのも、今から振り帰ってみればはなはだ疑問にさえ思える。
山本が立案した真珠湾攻撃についても
近代に比類のない戦略的失敗として位置づけられるべきである。
と、山本五十六本人が読んだら泣くんじゃなかろうかという手厳しい評価を下している。
もちろん手厳しい評価だけではなく、日本海軍が代わりに取るべきだった戦略にも言及しているのだが、論文中で挙げられる
東南アジアとオランダ領東インド防衛のために連合艦隊を「現存艦隊」として維持し、空母と戦艦の行動を陸上基地からの哨戒機と潜水艦が支援可能な範囲に限定する。あるいは、陸上基地からの哨戒機と強力な護衛艦が厳重に警固する船団により、日本の国防圏内の各拠点間の海上交通路を維持する
という戦略は合理的かつ効果的だと評価はできるのだが、正直、それを実現できるくらいの理性があったらアメリカと戦争なんかしていないよ、と思わなくもない(まぁ、SLGでは応用できるかも知れないが)。
また、同じ前提に立ったIFでも、日本人が論じるもの(仮想戦記も含む)とは全く違う展開になることについても興味深かった(もちろん、日本人が語る場合には「売れ筋」を考えざるをえない訳だけども)。
例えば、真珠湾奇襲作戦を扱った第6章『真珠湾』では「真珠湾攻撃時、第2次攻撃隊が工廠施設と燃料タンクを攻撃していたら」という、日本でもよく取り上げられるIFが論じられるが、南雲中将を司令官とする第一航空艦隊司令部の消極的な指揮も影響して、
- 第2次攻撃隊は、体制を立て直した米側の迎撃により多数の航空機と貴重な熟練搭乗員を失ない、攻撃自体も不徹底に終わる。
- 真珠湾に急行した米空母の反撃により、第一航空艦隊は米空母1隻と引き換えに空母1隻を喪失する。
という結果に終わるし、別の「もしアメリカが日本海軍の暗号を開戦前に解読することに成功していたら」というIF*1では、真珠湾を目指して航行する第一航空艦隊が発見されたことにより、真珠湾への奇襲攻撃とフィリピンへの侵攻が中止され、日本はアメリカと戦端を開かないまま南方攻略作戦を完遂するという、なんとも皮肉な展開になっている(その後、日米は開戦するが、結果的に戦争途中で講和し、日本は東アジア・ブロックを支配することとなる)。
全体を読み通して改めて認識するのが、訳者による本書冒頭の『本書について』でも触れられている通り、当時の日本にとりうる戦略には、ほとんど選択の余地がなかったということ。結局、日本は第二次世界大戦というパワーゲームの参加者の一人ではあったが、場を支配することはもちろん、場の雰囲気を左右する力さえなく、ただただ敵味方も含めて他の強大なプレイヤーに翻弄され続け最後に敗戦を迎えたという現実は、なんとも虚しいものだが、これが歴史というものなんだろうね。
*1 このIFを日本人が書いた論文なり作品なりは知らないけど。
_ 冬休みの読書計画
今年の年末年始の休みには、
詳解 独ソ戦全史―「史上最大の地上戦」の実像 戦略・戦術分析 (学研M文庫)(デビッド・M. グランツ/ジョナサン・M. ハウス/David M. Glantz/Jonathan M. House/守屋 純)
ベルリン陥落 1945(アントニー ビーヴァー/Antony Beevor/川上 洸)
を読んで、第2次世界大戦のヨーロッパでの推移でも知識として得たいところ。
でも、中断したままのHaskellも勉強したいしな。PerlやRuby関連の積ん読も溜まりまくっているし。うーむ。
_ できごと
8時起床。今日はちと寝坊。
肋骨あたりの痛みは、今日は脇の方に移動した。昨日までは胸だったんだけど。
今日は祖母の3周忌だったのだが、身体が本調子でないので、実家に連絡して休ませて貰うことにする。
午前中、自宅の掃除。本棚のあたりを整理したら、えれーきれいになって感動もの。
午後はスーパーと図書館。図書館でたまたま
動悸・息切れ・胸の痛みが気になったら読む本 (早わかり健康ガイド)(赤塚 宣治)が新着の本で並んでいたので、気になって読んでみたところ、俺の症状はやはり肋間神経痛に該当するぽい。心臓病ってこんな生易しい痛みではなさそうだ。
夜にテレビで放映していた007 リビング・デイライツ - Wikipediaを見る。途中から見たからよく分からんが、なかなか面白かった。共産圏なのにC-130なのには、なんか裏の設定があったんだろうか。
『Perlベストプラクティス』をちょろっと読んでから就寝。
2006-12-18(Mon) [長年日記] この日を編集
_ File::chmodを使えば、8進法ではなく記号でパーミッションを操作できる
use File::chmod;
my @files = qw( hoge.sh fuga.pl );
chmod("-rwxr-xr-x", @files);
みたいな感じで。『Perlクックブック』で知った(レシピ9.11)。
% find -ls
であらかじめ出力しておいたリストから、パーミッションを復元してあげるとかに使うと便利かもしれないと思った(レポジトリをcheckoutした時とか)。
_ できごと
7時起床。
肋骨の痛みはかなり引いた。
朝ポストを確認したら、Amazonから
ひとりっ子 (ハヤカワ文庫SF)(グレッグ イーガン/Greg Egan/山岸 真)が届いていたので、通勤中に読むことにする。
仕事はメールと電話で終わったような気がする。
今日も『Perlベストプラクティス』をちょこっと読んでから就寝。
2006-12-19(Tue) [長年日記] この日を編集
_ File::chmodの野良ports
File::chmodはports化されていないようなので作ってみた。
# devel/p5-File-chdirのパクリ。
tarで固めたものをここ、sharアーカイブは下記に貼っておきます。ツッコミ歓迎。
# This is a shell archive. Save it in a file, remove anything before
# this line, and then unpack it by entering "sh file". Note, it may
# create directories; files and directories will be owned by you and
# have default permissions.
#
# This archive contains:
#
# p5-File-chmod
# p5-File-chmod/Makefile
# p5-File-chmod/distinfo
# p5-File-chmod/pkg-descr
# p5-File-chmod/pkg-plist
#
echo c - p5-File-chmod
mkdir -p p5-File-chmod > /dev/null 2>&1
echo x - p5-File-chmod/Makefile
sed 's/^X//' >p5-File-chmod/Makefile << 'END-of-p5-File-chmod/Makefile'
X# New ports collection makefile for: File-chdir
X# Date created: 19 December 2006
X# Whom: Shinsuke Matsui <smatsui@karashi.org>
X#
X# $FreeBSD$
X#
X
XPORTNAME= File-chmod
XPORTVERSION= 0.31
XCATEGORIES= devel perl5
XMASTER_SITES= ${MASTER_SITE_PERL_CPAN}
XMASTER_SITE_SUBDIR= File
XPKGNAMEPREFIX= p5-
X
XMAINTAINER= smatsui@karashi.org
XCOMMENT= Implements symbolic and ls chmod modes
X
XPERL_CONFIGURE= yes
X
XMAN3= File::chmod.3
X
X.include <bsd.port.mk>
END-of-p5-File-chmod/Makefile
echo x - p5-File-chmod/distinfo
sed 's/^X//' >p5-File-chmod/distinfo << 'END-of-p5-File-chmod/distinfo'
XMD5 (File-chmod-0.31.tar.gz) = 2d2162066a67b1ea154e84d5a4200cdc
XSHA256 (File-chmod-0.31.tar.gz) = ef150359efc52f50f518b0688230b0c8acb7536cd1b40dc108ff3c072cb3bb1f
XSIZE (File-chmod-0.31.tar.gz) = 8363
END-of-p5-File-chmod/distinfo
echo x - p5-File-chmod/pkg-descr
sed 's/^X//' >p5-File-chmod/pkg-descr << 'END-of-p5-File-chmod/pkg-descr'
XFile::chmod is a utility that allows you to bypass system calls
Xor bit processing of a file's permissions. It overloads the
Xchmod() function with its own that gets an octal mode, a
Xsymbolic mode, or an "ls" mode. If you wish not to overload chmod(),
Xyou can export symchmod() and lschmod(), which take, respectively,
Xa symbolic mode and an "ls" mode.
X
XWWW: http://search.cpan.org/dist/File-chmod/
END-of-p5-File-chmod/pkg-descr
echo x - p5-File-chmod/pkg-plist
sed 's/^X//' >p5-File-chmod/pkg-plist << 'END-of-p5-File-chmod/pkg-plist'
X%%SITE_PERL%%/%%PERL_ARCH%%/auto/File/chmod/.packlist
X%%SITE_PERL%%/File/chmod.pm
X@dirrm %%SITE_PERL%%/%%PERL_ARCH%%/auto/File/chmod
X@dirrmtry %%SITE_PERL%%/File
X@dirrmtry %%SITE_PERL%%/%%PERL_ARCH%%/auto/File
END-of-p5-File-chmod/pkg-plist
exit
_ できごと
7時起床。
肋骨あたりの痛みは、もう気にならないくらいになったのだが、半休をとって、午前中は病院に血液検査を結果を聞きにいく。結果は、極めて良好とのこと。すげぇぜ、俺。
結構、時間がかかってしまったので、妻と待ち合わせして、Ducky Duckで早めの昼飯を食べてから会社に行く。
夜は『SFマガジン 12月号』を読んでから就寝。
2006-12-20(Wed) [長年日記] この日を編集
_
ひとりっ子 (ハヤカワ文庫SF)(グレッグ イーガン/Greg Egan/山岸 真)
本邦初訳の『ふたりの距離』と『オラクル』以外は、全部既読なのが悲しいところだが、まぁ、それなりに楽しめた。
所収作品のうち、個人的なベストはやっぱり『ルミナス』かなー(『90年代SF傑作選』で既読だけど)。それにしても『ルミナス』の設定年が2006年だとは思わんかった。作中に登場したガジェット全然実現してないじゃん。
で、2位と3位がそれぞれ『オラクル』と『ひとりっ子』って感じかな。C・S・ルイスの作品ってまったく読んだことないんだけど、名前の響きからずっと女性だと信じていたよ。
訳者あとがきによると、第4短篇集『TAP』に収められる作品は全部初訳になるということなので今から期待しておく。
_ 『ひとりっ子』各話解説
適切すぎて笑った。
133 :名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/12/20(水) 00:52:48 作品解説 行動原理:八つ当たりしたっていいじゃないか にんげんだもの 真心:ハッピーエンド・ラブストーリー ルミナス:すうろんの ほうそくが みだれる! 決断者:タマネギの皮をむき続けていったら何も無くなった→歓喜 ふたりの距離:バックアップ取ってなかったんかい オラクル:アホでマヌケなキリスト教徒 ひとりっ子:ロリコン死ね
_ できごと
7時起床。
行きの電車で『ひとりっ子』読了。
帰りの電車で『SFマガジン 12月号』読了。ファンタジーにはほとんど興味がなく、特集を飛ばしてしまったので全然読むとこがなかった。
今日も『Perlベストプラクティス』をちょこっと読んでから就寝。
2006-12-21(Thu) [長年日記] この日を編集
_ できごと
7時起床。
麺の文化史 (講談社学術文庫)(石毛 直道)を読み始める。
晩飯は焼き鯖。ウマー。
WEB+DB PRESS Vol.34(WEB+DB PRESS編集部)の特集『要件定義の知恵と道具』を読んでから就寝。目からウロコが落ちる内容。もっと早く読んでおけば良かったなー。
2006-12-22(Fri) [長年日記] この日を編集
_ 「マルドゥック・スクランブル」製作中止のお詫び
SFマガジン12月号の特集に、アニメ化がどうのこうのって書いてあったと思うので(興味がないので読み飛ばしてしまったけど)、なんだか急なトラブルがあったんだろうな。
_ できごと
7時起床。
昼休みに、会社近くの総合調髪1,900円の床屋に行ったら、軍人みたいな短髪(かなり誇張気味) に仕上げられて、えらく寒い。同僚には髪の濃くない(つまり「薄い部分」ってことな)部分が目立たなくなったと評され、ちと微妙な気分。
晩飯は鮭。
WEB+DB PRESSのバックナンバーを読んでから就寝。
2006-12-23(Sat) [長年日記] この日を編集
_ できごと
5時起床。午前中は仕事。
電車の中で
おとぎの国の科学(瀬名 秀明)を読了。
妻に明日はチキンは食べるので、(摂取カロリーを抑えるためにも)ケーキは今夜食べることにしようと言われていたので、帰路、イタリアン・トマトに寄って、カボチャのプリンを購入。
帰宅して障子紙の張り替え。夕方までに4枚完了。
晩飯に、今日買ったカボチャのプリンを食す。うまー。
今朝早かったせいか、えらく眠くて読書をせずに就寝。
2006-12-24(Sun) [長年日記] この日を編集
_ WEB+DB PRESSに掲載されていた羽生さんの記事が素晴しい件
楽々ERDレッスン (CodeZine BOOKS)((株)スターロジック 羽生 章洋)を再読している関係で、WEB+DB PRESSのバックナンバーを漁って、羽生さんの記事を読みまくっているんだけど、どれも素晴らしくて、目から鱗が落ちまくり。Javaを知らないので、題名にJavaが入っている記事は全部読み飛ばすなんてことをせず、もっと早く読めばよかったと後悔しきり。
マジカもすげーよさげだ。会社でも使ってみよう。
_ デブサミ2007に申し込んだ
羽生さんの「地味&地道! 現状分析から実装まで、SIという業務をIT化したらこうなった!」目当てだったんだけど、他のセッションにも面白そうなものが目白押し。
とりあえず、同日の
も申し込んだ。今から楽しみ。
出張Shibuyaイベント 〜 Shibuya.pm presents "Shibuya.js x Shibuya.pl mashup night" 〜にも出席したかったんだけど、羽生さんのセッションと重なってしまうので断念せざるをえないなー。残念だ。
_
おとぎの国の科学(瀬名 秀明)
SFマガジン12月号の書評欄で紹介されていたので読んでみた。
実は、瀬名秀明氏の本を読むのは『パラサイト・イブ』以来だったりするんだけど、収められたエッセイ(および対談)はどれも面白くて大満足。
個人的に一番興味深かったのは、インターネット上で公開されている書評に触れているエッセイ。エッセイ中で、書評を書く人は、他の同書の書評を検索してから書いているのではないかと指摘されているが、実は俺もその傾向があるので、深く頷ける話だった(それなのにこんな読書感想しか書けないのかというツッコミもあると思うけど)。根本的に気が弱いせいか、読書感想を書いても「的外れなことを書いてないかなー」と気になってしまう訳だけども、とりあえず、これから読書感想を書く時には、他の書評や読書感想を読まないでから書くように心掛けようと思った。
あと、科学と宗教の関わりを触れたエッセイで、怪しげなオカルトや宗教にハマる科学者がいる原因の一端がぼんやりと分かったような気がするんだが、まぁ、それは別の話なので置いておく。
ってことで、瀬名氏の他の作品も読んでみようかなと思わされた一冊だった。
_ できごと
8時起床。ちと寝坊。
午前は掃除で終わる。
午後は掃除の続きをしてから、ディーラーに行って、Cubeのタイヤをスタッドレスに替えてもらう。
夕飯は鮭。クリスマスイブなので、チキンもちょこっと食べた。残りは明日の弁当のサンドイッチに挟んでもらうことにする。
ちょこっと読書してから、早めに就寝。
2006-12-25(Mon) [長年日記] この日を編集
_ できごと
7時起床。
雑用で一日潰れる。なんだか年末は忙しい。
久しぶりに従姉に会う。面白い本が読みたいと言われていたので、用意しておいた
航路〈上〉 (ヴィレッジブックス)(コニー ウィリス/Connie Willis/大森 望)を渡す。楽しんでもらえれば幸い。
WEB+DB PRESS Vol.36(WEB+DB PRESS編集部)が届いていたので、途中まで読んでから就寝。
2006-12-26(Tue) [長年日記] この日を編集
_ 硬軟日記: FreeBSDのlinux-firefoxでも日本語boldを
うは、これは凄い。
と言うことで早速試してみたんだけど、手元の環境では太字にならなくてショボーン。
リンクしてあったSPRの日記(*BSDとかLinuxとかの覚え書き)のエントリを参考に、Fedoraでもフォント環境を充実させたいからxorg-x11-libs-6.8.2-37.FC4.49.2jp.i386.rpmを貰ってきて、/compat/linux/usr/X11R6/lib/libXft.so.2.1.2を入れ替えてみたけれど、やっぱりダメ。
俺がどっかいじっている所為ぽいので、時間が空いたら腰を据えて調べてみる。
出来た!
/compat/linux/usr/X11R6/lib/libXft.so.2が、古い方のlibXft.so.2.1.2へのリンクになっていた。アホだ。 > 俺
やっぱり太字が出るといいねー。
2006-12-27(Wed) [長年日記] この日を編集
_
夢と魅惑の全体主義 (文春新書)(井上 章一)
全体主義体制化での建築論という非常にマイナーな分野を扱った本にも関わらず、新聞の書評欄で取り上げられるなど各所で話題になった本。
俺の建築についての知識は、皆無と言っていいレベルなのだが(アール・デコ調と言われても全くぴんとこないくらい!)、それでも楽しめたので、少しでも建築が分かる人はもっと面白いのではないかと思う。
読んでいて思ったのは、その読みやすさ。書こうと思えば、いくらでも硬く書ける話題なのだが、柔らかい文体のため、非常に親しみやすい。
反面、後半の日本及び満州での建築物を扱った章では、以前の著者の主張に対してされた反論への反論という感じの体裁になっていて、なんとなくグダグダ感が漂う感じがなきにしもあらずなのだが、まぁ、これはご愛嬌。
とりあえず、個人的に興味深かったことやその他をメモ。
- ヒトラーが構想したベルリンの都市計画は、ナチスが第二次世界大戦で勝利した世界を舞台にしたミステリー、
ファーザーランド (文春文庫)(ロバート ハリス/Robert Harris/後藤 安彦)で描かれていた覚えがあるので、機会があったら再読してみること。新帝国議事堂は巨大な上、収容人数が多いので、人いきれで天井より雨が降るという描写があったような。 - シュペーアは、自分は軍需大臣であるよりも建築家であると考えていた(作中で引用されているシュペーア著『ナチス狂気の内幕』の改題版『第3帝国の神殿にて』は積ん読になっているので読むこと)。
- 独ソ戦の際、ドイツ軍はモスクワ陥落後に戦勝記念碑を建てるため、ドイツ国内の花崗岩を持ち込んだ。戦線縮小時に、置き去りにされたそれらの石が戦後、モスクワ市内の庁舎に使われた。
- モククワ市内の救世主聖堂を爆破して建造を予定されたソビエト・パレスの最終案は高さ450mの塔で、その上部、約2割(80m)の部分は巨大なレーニン像という超巨大建築物だった。スゴス。
- 東京都庁のデザインには、スターリン体制時の建築物のデザイン「スターリン・デコ」に通じるものがある。
- 軍備についてもそうだが、日本の建築物はドイツと比較して(イタリアよりも)貧乏臭い。
- 東京オリンピックの際に、聖火が灯された塔の一つは、紀元2600年を記念して建てられた旧「八紘之基柱」(当時は「平和の塔」)。
- 「平和記念公園と原爆ドーム」と、大東亜記念造営計画で一等入選をはたした「中霊神域計画と富士山」のデザインの類似性(建築家は丹下健三。東京都庁も丹下作)。
- p337に掲載されたラルフ・アダム・クラスによる国会議事堂デザイン案は、
日本殺人事件 (角川文庫)(山口 雅也)か、
葵の太平洋戦争 (ジョイ・ノベルス)(青山 智樹)に登場しても全く違和感がないもので笑える。 - 大連での「西洋的ではない」建物(つまりは和風の建物)は性風俗絡みのものが多かった。
建築についての本も面白そうなので、俺でも読めそうなものを探して読んでみるかと思わさせられた一冊だった。
_ できごと
7時起床。昨日と打って変わって、コートもいらないくらいの、えらく暖い日だった。
1件打合せをしてから会社へ。
電車内で『夢と魅惑の全体主義』を読了。非常に面白かった。また別の建築関係の本を読んでみるか。
パソコンをいじっていたら遅くなってしまったので読書をせずに就寝。
2006-12-28(Thu) [長年日記] この日を編集
_
ひなのころ(粕谷 知世)
「年末なので(?)普段とは違う傾向の小説を読んでみる」計画・第1弾。
「本の雑誌」の書評で高評価だったような気がするので読んでみた。そう言えば、俺の場合、普段から女性の作家の本を手に取る機会が非常に少ないような気がする。
主人公の心理描写の巧みさは流石。俺も祖父母の家の汲み取り式トイレや仏間に飾ってあった遺影写真は怖かったもんなー。
あと、第1章で、4歳の主人公がパズルで遊ぶシーンや、トイレのタイルに隠れたパンダ模様と会話するシーンは思わず口元がほころんでしまうかわいさなので、子供好きな人は読んでみるべし。
ってな感じで、著者の他の作品も読んでみようかな。
2006-12-29(Fri) [長年日記] この日を編集
_ サーバトラブルで出社
昨日で仕事納めのはずが、社内サーバでトラブルが発生したので出社。
メイン・メールサーバになっているPowerEdge SC430が何の前触れもなく(少なくともlogを確認した限りでは)2〜3時間おきに再起動しまくっている。
こんなにバンバン再起動したら、ファイルシステム的にヤバイにという訳で、とりあえず、FreeBSDをshutdownして、DELLのDiagnosticsツールで検査をかけてみるが特に異常はなし。念の為、HDDもメーカー(ちなみにSeagate)のDiagnosticsツールで検査してみるが、こっちもシロ。なんとなく電源か、マザーボードか、メモリあたりのトラブルっぽい感じもするが、これじゃ全然絞れていないな。
仕方ないので、メインのメールサーバは、SC430から余っていた400SCにHDDを移して稼動させることにした。
SC430には余っているHDDを付けて、FreeBSD 6.1Rをインストールした上で、しばらく動かして様子を見ることにする。
Diagnosticsにえらく時間がかかったり、SATA電源コネクタ<->4ピン電源コネクタ・変換ケーブル*1を調達しなければいけなかったりで、結局、終電の一つ前くらいの電車で帰宅。
えれー疲れましたよ。
*1 400SCにはSATA電源コネクタがない。
_ PowerEdge SC430についてDELLサポートに電話を入れてみた
うへ、昨日でオンサイト・サポートは切れているって(ちなみにパーツ保証は3年間)。
出張作業費55,000円払うんだったら、新しいサーバ(PE840あたり)を調達するよなー。常識的に考えて。
と言うことで、自分で交換するので電源ユニットだけ送ってくれないかと頼み込んだ(マザーボートは断わられた)。返事は来年。
_ できごと
8時起床。ちと寝坊。
朝飯後、浴室とレンジ回りの掃除を終えて、昼飯を挟んで、居間の掃除の残りをやっちまうかと思っていたところで、会社のサーバでトラブル発生のメールが着信したので、同僚と連絡を取り出社して、なんやかんや。
電車の中で
ドラママチ(角田 光代)を読了。
帰宅後、夕飯を食べて風呂に入って泥のように眠る。
2006-12-30(Sat) [長年日記] この日を編集
_
ドラママチ(角田 光代)
「年末なので(?)普段とは違う傾向の小説を読んでみる」計画・第2弾。
こっちも「本の雑誌」の書評で高評価だったような気がするので読んでみた。
様々な女性(主に30代)の人生の一部分を切り取った感じの短篇集なのだが、えれー文章が巧くて、すげーなーと感心しましたよ。
でも、(たぶん)女性向けな小説なことに加えて、かなり性的な話も出てくるので、男性ではちょっと苦手な人もいるかも知れない(少なくとも俺は電車の中で読むのは、ちと恥ずかしかった。読んだけど)。
所収の短編のうち、個人的には『ゴールマチ』が前向きでベスト。
_ できごと
7時起床。
午前中、仕事。1時間ほどで作業を終える。
帰路、久しぶりにブックオフに寄るが収穫なし。出入口の万引防止ゲートが反応してちょっと恥かしい(鞄に入れておいたLANケーブルのせい?)。
駅で妻と待ち合わせしてスカイラークで昼食を済ませて帰宅。
午後はずっと大掃除の続き。居間の掃除を終えた。正月の飾り付けもdone。
『サラリーマンNEO クリスマス・スペシャル』の再放送を見てから就寝。読書はせんかった。
2006-12-31(Sun) [長年日記] この日を編集
_ 大晦日だけど、今日も掃除
探せば探すほど、いらんもんが見付かるもんだなー。
いらないものはゴミ袋に放り込んで、出てきた本はブックオフに持っていくダンボールに放り込む。
「あとで、もしかしたら(使える|読む)かも」と思ったくらいものは、ほぼ100%、使いもしないし読みもしないから処分する方向で。
_ 2006年を振り返って
やはりはちが亡くなったことが、今年一番大きいできごとだった。今でも妻との間に、はちの話題が上がらない日はないのだが、それでも亡くなったのは随分昔のような気がしていて(ホントは3ヶ月前も経っていないのだが)、なんとも不思議な気分だったりする。
日記を読み返すと、元旦に書いた今年の抱負
1. 頭に血が昇ると、細かいことがあまり考えられなくなる性格なので、そこら辺をどうにかしたい。 2. Ruby on Rails & Rubyを仕事で使っていく。勉強会にも出席したいところ。 3. Cの勉強をし直す。 4. 日記を毎日更新。
のうち、完全に実行できたと言えるものは一つもなくて、1と4が「まぁ、出来たかもしれない」、2が「まぁ、Rubyは使うようになったかな」、3が「全然×」という感じで惨憺たる結果になった。来年の抱負はもうちょっと実行できそうなものにしよう。
仕事面ではGTDをやりはじめたのが、一番大きなことかも知れない。「ヤバイ、あれをやるの忘れてた」ということが劇的に減ったし、それなりに計画性を持って仕事を行えるようになった気がしないでもない(まぁ、「以前に比べれば」ということで、それまで無計画だったとも言える訳だけども)。また、その派生効果として、他のLifeHackも実践するようになって、
- 普段から片付ける。
- メールの受信トレイはいつも空。
というのが出来るようになったのも、自分にとっては良かったことだと思う。
プライベートな面では、読書量*1がまた増えつつあるのは良いことだと思う。今月は11〜12冊読んだので、来年もこのペースで読み続けたいと思う。まぁ、それでも年120冊ちょいで、積ん読を全部消化するには足りない訳だが。
その他、思い付くままに列挙すると、
- Plaggerを使いはじめた。
- Plaggerの関係でPerlを齧りはじめた。
- Haskellも齧りはじめたけど、pending中。来年は頑張る。
- mixiやフレパで遊んでみようかなと思いつつ、なんだか面倒臭くて、結局、Plaggerで巡回するだけになってしまっている。基本的に人付き合いが苦手というところがネックなんだろうな、きっと。
- PCを新調した(Inspiron 8100 ⇒ Inspiron 6400)。
- 一時期デジカメに凝ったけど、はちがいなくなって、全然写さなくなってしまった。
復活の地 1 (ハヤカワ文庫 JA)(小川 一水)の感想を書くの忘れていた(弟にあげてしまったので、もう書けんけど)。
と、こんな感じ。
*1 純粋に小説や自分の興味があった本。仕事で読んだものは除く。
_ できごと
8時すぎに起床。ちと寝坊。
ほぼ一日、掃除で終える。まぁ、有意義と言えば、有意義かもしれない。
掃除の合間に、一昨日トラブったSC430にログインして、負荷をかける意味でportsをmakeしまくってみたり。
明日は例年通り、近所の新年会でへべれけになる予定なので早めに就寝予定。
では、よいお年を。




まで頂ければ幸いです。
_ otsune [http://www.smallstyle.com/20060921.html#p01 こういうEFTもあります。]
_ poppen [otsuneさん、どうもありがとうございます。 教えて頂いたリンク先を参考にさせて頂いてEFTを書き直してみます。]