ぽっぺん日記@karashi.org
2006-09-17(Sun) [長年日記]
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マヂック・オペラ --二・二六殺人事件 (ハヤカワ・ミステリワールド)(山田 正紀)
図書館から借りていたのを読了。
探偵小説の枠組みを使い、二・二六事件の真相を探るという試みは面白いと思うし、作品自体の面白さもなかなかだったけれど、残念ながら前作『ミステリー・オペラ』に比べると、かなりパンチに欠けると言わざるを得ないかなー。前作級の面白さを期待して読み始めただけに、その反動で読後のガッカリ感も大きかった。まぁ、俺が本作のバッググラウンドになっている江戸川乱歩の作品に全く暗いことも原因だとは思うんだけども。
とりあえず雑感を列挙。
- 生頼先生のカバーイラスト、テラカッコヨス。
- 阿部定事件が二・二六事件と同年のことだとは知らんかった。
- 憲兵隊機動非常駐特別班、通称「狐」って、リアリティに欠けなくね? だいたい貴族の子弟が憲兵隊への所属を希望するとは思わんけど。
- 華々しい登場の割りに、「狐」の影が薄かったり。
- 軍事調査部長だった山下奉文少将が岡田内閣を倒閣させるため、青年将校に資金提供をしていたという話を初めて知った。山下は仮想戦記では陸軍の良識派として設定されることが多いけれども、やっぱり現実はそんな生易しいものではないね。
- 憲兵隊が戦車を操縦してしまうのは、ちと変な気がしないでもない。
- 山田正紀が無知なら、俺の知的レベルはなんと称せばいいんだろう。
_ できごと
- 休日出勤したり、帰宅してから犬を動物病院に連れて行ったりで、忙しい一日だった。
- 犬の体調は、それなりに安定している感じ。今日は腹水も胸水も抜かなくて大丈夫だった。
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