ぽっぺん日記@karashi.org
2002-07-28(Sun) 曇 この日を編集
_ 早朝
5時半に出張より帰還。到着地の本厚木より会社に向かう。
_ spam
げげ。From: をお客さんのメールアドレスに詐称して spam を送っているバカがいる。そこら中から User Unknow なメールが返ってきていて、200通ばっかりメールボックスに溜まっていた。しかも、詐称しているアドレスが全く架空のものだから、ピンポンしちゃっている。
送信元を調べると、3rd relay させちゃっているメールサーバやら、*.br の ISP を使って送っているものやらと多彩で、spam の本文に書いてある Web サイト*1にも連絡先がないので、*2どこに文句を言っていいのかも分からない。とりあえず、発信元の幾つかの ISP にメールをしておくが、spammer が使っている ISP もエラーメールが返ってくるたびに違うので途中で諦める。
不幸中の幸いで、詐称されているメールアドレスが架空のものなので、badrcptto パッチを qmail に当てて、そのアドレス宛ての smtp コネクションは拒否するようにした。全然良い方法ではないと思うんだけど、他の手段が思い付かない。今はエラーメールだけだけど、そのうち「spam なんか送ってくるな、バカ」とか言うメールが世界中から来そうだなぁ。しかし、これではそういうメールも受けとれないんだな。うーん。まぁ、受け取っても「From: が詐称されているんだよ」と返事を書くしかないんだけど。
_ ssh
セキュリティ関係ということで書いておくと、ここ何日かサーバの ssh に接続しようとしている奴がいる。うーん、例のセキュリティホール狙いなのかなぁ。日本の ISP のメールサーバらしきアドレスからも来ているんだけど、もしかしてクラックされちゃってる? それとも社内の人なんかなぁ。
_ 帰宅
荷物だけ置いたら帰ろうと思っていたのに、結局、会社を出たの12時になっちゃったよ。
2003-07-28(Mon) この日を編集
_ OpenSSH on Cygwin
今日はちゃんと秘密鍵を持って帰ってきたので、ssh環境を整備。
win-ssh-agentをインストールして、非常に快適な環境になった。個人的にはPuttyよりもイイですな(コマンドラインになれている所為かもしれんけど)。
2004-07-28(Wed) この日を編集
_ トラブル対処に追われる日々
月曜日からずっと。
どういう法則なのかは知らんけど、どっかのお客さんとこでトラブルが起きた時に限って、別のお客さんとこでもトラブルが起きることが多いような気がする。
おかげで(?)、帰宅したら疲れきっちまっていて、毎日バタンキュー。
_ 中島らも、死去
階段から落ちたというニュースは読んでいたんだが、まじだったんか……。ここ何日か、新聞も読んでなかったし、ニュースも見ていなかったんで知らんかったよ。
はー、ショックだな。「今夜すべてのバーで」とか「ガダラの豚」とか好きだったんだがな。「ガダラの豚」は、腹膜炎を起こして一月ほど入院してた時にベットの上で読んだし、なんか色々と思い出がある。
_ Skype
友人から1.0がリリースされていることを教えて貰ったのでage。
でも、SkypeOutが事前のアナウンスもなしに値上げされたんで、公式フォーラムが荒れてるみたい。アメリカの携帯に電話をかける目的でSkypeOutを買おうかと思っていたけど、ちと様子見。
_ WebDAV
社内で「出先からでもファイルを取り出してぇぞゴラア」ってな要求が頻繁に出るようになってきたので、実験的にapache2+mod_encodingでWebDAVサーバを上げてみた。
前にapache+mod_davd+mod_encodingで上げた時はあまり上手くいかず諦めた記憶があったのだが、今回は特に問題もなく終了。
しかし、やはり転送速度は遅いな。デカいファイルを転送すると失敗するし(XPの場合はWebClientサービスを停止すれば、WebDAVフォルダを仮想ドライブとしてマウントできないという副作用はあるが、とりあえず回避はできる)。
otsuneさんが以前書かれていたWinSCPとscponlycで作るchrootなデータやり取りサーバーは、WinSCPだと日本語ファイル名が文字化けするのが原因でお蔵入りさせておいた*1のだが、最近見つけたsftp-server SJISパッチを当てたsftpdに、scponlyc、WinSCP(のsftpモード)を組み合わせると上手くいくかもと考えている。とりあえず、テストをしてみるかな。
*1 日本語ファイル名なんて止めちまえと俺も思うんだが、なかなか社内的な合意が得られない。
2005-07-28(Thu) この日を編集
_ net/pear-Net_UserAgent_Mobile: update to 0.24.0
Net_UserAgent_Mobileが0.24.0に上がっていたので、portsも追随。
porttoolsでどうやって更新したファイルとのdiffを取るのか不思議だったのだが、CVSディレクトリ以下と比較するのか。なるほど。
いつもcvsupでportsツリーを更新していたので、net/pear-Net_UserAgent_Mobileだけcvs checkoutしてMakefileとdistinfoを更新して、send-prした。
_ もうcommitされた
はやっ。
_ IPW 2100/2200BG/2225BG/2915ABG drivers for *BSD - Index
Latitude D6100搭載のIntel PRO/Wireless 2200BGを有効にした。でも、会社には無線LAN環境がないので試せない(ぉ
RELEASEで早くWPA使いたいなー。
2006-07-28(Fri) この日を編集
_ できごと
- なんだか忙しい風味。
ホミニッド-原人 (ハヤカワ文庫SF)(ロバート・J. ソウヤー/Robert J. Sawyer/内田 昌之)と
ヒューマン -人類- (ハヤカワ文庫 SF (1520))(ロバート・J・ソウヤー/内田 昌之)を読み終えた。えれー面白い。- ソウヤーと言えば、
占星師アフサンの遠見鏡 (ハヤカワ文庫SF)(ロバート・J. ソウヤー/Robert J. Sawyer/内田 昌之)の続刊は出ないのかなー。出版すれば売れると思うのだが。
2007-07-28(Sat) この日を編集
_
世界屠畜紀行(内澤 旬子)
これはスゴイ本。
日本をはじめ、韓国、バリ島、エジプト、イラン、チェコ、モンゴル、インド、アメリカなど世界の屠畜についてのイラストルポなのだが、著者である内澤旬子さん自ら
屠畜という営みを心から愛し、たぶん当事者以外ではだれよりも愛している(p.363)
と書くだけあって、屠畜への愛に溢れてた一冊。幸か不幸か、屠畜とは全く縁のない生活を送ってきたので、非常に面白くて一気に読み。
屠畜*1というと、本書でも触れられている通り、それに従事した人への差別とあいまって、とかくネガティブにとらえられがちな言葉なのだが、内澤さんは、ユーモア溢れる文体とやわらかなイラストで、そんな暗いイメージを払拭し、屠畜の様子を明るく描き出している。
韓国の犬、バリの豚、エジプトのラクダ、モンゴルの羊、アメリカの牛など、世界各国の屠畜や食文化についてのエネルギッシュなルポは、読んでいて、とても楽しい。なにしろ、現地のガイドの人が尻込みするような屠場の奥まで入り込んで取材してしまうのだ。
東京の芝浦屠場を中心としたルポでは、農場から運ばれてきた牛や豚がどのような工程を経て、生産物としての牛肉や豚肉、内臓肉、皮に加工されるかが詳細に解説されると同時に、そこで働く人々の本音や、BSE対策がどのように実施されているかも知ることもできて、非常に興味深い。
なお、内澤さんは大の犬好きだそうだが、犬肉食についてこんなことを書いている。
食べてみたいと思った。だって愛犬オグの腿肉を撫でていると、ぷにぷにして旨そうだなあと思ったことが何度もあったからだ。(p.134)
母親も実家で飼っていた犬の腿を見ながら、同じことを言っていたの思い出して、おかしくかった。俺はこんなことを考えたことがないし、たぶん、父親も弟もないと思うので、女性特有の感覚なのかも知れない。今度、妻にも確かめてみることにしよう。
終章では、内澤さんが自宅の風呂場で、貰った子ガモの羽を毟る体験が綴られているのだが、「目のまわりなどは、羽を引っ張るとつられてぎょんと目が開く」という描写して、「やっぱり、そうなるよなぁ」と納得しつつ、笑ってしまった。
内澤さんのブログによれば、屠場の取材を続けられているようだ。もしかすると、続篇もそのうち出るかも知れない。今から楽しみだ。
参考
*1 本書では「屠殺」ではなく、「屠畜」が使われている。
_ 今日のできごと
- 午前中は、土曜出勤して仕事。外での作業だったので、汗かきまくり。
- 14時くらいに帰宅して、昼飯食べてから、買い物などの用事を済ませる。
- 晩飯食べて、発泡酒飲んだら、疲れがどっときて、うたた寝。
- で、起きた。←今ここ
- これから風呂入って、ゆっくり本を読む。
2008-07-28(Mon) この日を編集
_ 『悪女フリート』に描かれた秀逸なデザインの怪物たち──
ブリューゲル探訪―民衆文化のエネルギー(森 洋子)
ブリューゲル研究の第一人者である著者によるブリューゲルに中心としたエッセイ集。 ブリューゲルなどの絵画のエピソードとともに、自身の研究で出会った人々や体験などについても語っている。
自他ともに認める美術オンチの私だが、ブリューゲルについては『怖い絵』(中野京子)で『絞首台の上のかささぎ』を見て面白いなぁと感じ、本書を手に取った次第。
本書で紹介されるブリューゲルの絵画は『絞首台のかささぎ』の他、16世紀のネーデルラントの100を超える諺を描いた『ネーデルラントの諺』や当時の子供たちの91種類の遊びを描いた『子供の遊戯』など多岐に渡っている(ちなみに『絞首台のかささぎ』のついては、著者の解釈は中野京子氏と異なっている。 読み比べてみるのも面白いのではないのだろうか)。
その中でもひときわ目を引くのが『悪女フリート』だ。
大きいサイズで見ると、ある程度分かると思うが、中央を駆けているがこの絵の主人公とでもいうべきフリートだ。 彼女は鎧を身に付け、右手に剣、左手には鍋やフライパン、金銀貨、宝石箱などの掠奪品を持っている。 彼女に従うのは、干し草用フォークや火掻き棒などで武装した同じく女性たちだ。
彼女たちと相対するのが、動物や物品が化け物と化した百鬼夜行もかくやというモンスターたち。 一番目立つ、左奥の巨大な顔について著者は次のように解説する。
建物は中世以来の伝統的な表現である巨大な悪魔の顔であり、その入口は鋭い歯をむきだしにした悪魔の口となっている。しかし、注意深くみると、巨大な目の瞼は板戸、眉毛はむく鳥が巣を作る壺からできている。(中略)その他、悪魔の鼻毛は枯枝や昆虫の尻尾、鼻には鉄製のリングをつけ、耳には真っ赤なマントからできている(p.63)
現代にも充分通用するシュールなデザインといっても過言ではないだろう。
本書を読んで驚かされたのはその中で語られる著者の経歴。 略歴によれば、
明治大学教授・名誉教授
お茶の水女子大学哲学科卒、ミュンヘン大学美術史学科留学、ブリンマー・カレッジ美術史学科大学院修士課程卒、ベルギー政府給費留学、学術博士(国際基督教大学)
とのことである。 最初の留学先であるドイツには1959年ということであるから、その当時の日本では留学は自体が珍しかったのはもちろんのこと、女性の留学というのは輪をかけて珍しかったことは想像に難くない。 本物の才女というのはこういう人のことをいうのだろう。
著者の著書を読んだのは今回が初めてなのだが、過去にブリューゲルを研究したブリューゲルの「子供の遊戯」―遊びの図像学(森 洋子)やブリューゲルの諺の世界―民衆文化を語る (明治大学人文科学研究所叢書)(森 洋子)を上梓しているとのこと。 残念ながら、どちらも絶版なので図書館で探して貰い、見付かるようであれば読んでみたいと思う。
2010-07-28(Wed) この日を編集
_ ねんがんの あいぱっど をてにいれたぞ!
(実は昨日のことだけど)本が好き!のキャンペーンで当たったiPadが到着。本当にありがとうございます! > 本が好き!運営のみなさま。
まだ、保護フィルムとケースが届いていない。傷をつけるとイヤなので、開封の儀は明日以降。
とりあえず、iPadアプリを集めておこうかな。
_ 13世紀のヨーロッパを舞台に展開される歴史ミステリー。異端審問の嵐が吹き荒れた陰鬱な中世の雰囲気を巧みに取り入れつつ、巨大な陰謀を描き出す力作だ ── 『我らの罪を許したまえ』
『我らの罪を許したまえ』は、13世紀のヨーロッパを舞台に展開される歴史ミステリー。異端審問の嵐が吹き荒れた陰鬱な中世の雰囲気を巧みに表現しつつ、その上で陰謀を描くという、74年生まれの新人によるデビュー作とは思えない力作だ。
ストーリーは1290年にフランスで開かれた宗教裁判から幕を開ける。そこで語られるのは、〈メギド事件〉と呼ばれた、ある巨大な企みが明るみに出る発端となった出来事だった。時は、遡ること7年前。ドラガン司教区という寒村に、切断された遺体が次々と上流から流れ着きはじめたのだ──。
そして、その事件から1年後の1284年・冬。ドラガン司教区を治めるアカン司教の元を黒衣の騎士が訪れる。アカンの部屋に騎士が通されてしばらくした瞬間、絶叫と轟音が鳴り響いた。慌てて駆け付けた助祭たちが見たものは、逃走する騎士と頭部を吹き飛ばされたアカンの遺体だった……。
司教が殺害されたその日、ドラガンを一人の司祭が訪れる。司祭の名前は、アンノ・ギ。アカンが着任を心待ちにしていた人物が、奇しくもアカンが死んだ日に到着したのだ。
アカンはギを、ドラガンの上流にあるウルトゥルーという村へ派遣しようと計画していた。ウルトゥルーは呪われた村とも呼ばれ、なぜか、キリスト教に教化されていなかったのだ。ギはアカンの遺志を受け、ウルトゥルーに布教すべく旅立つ。ドラガンの助祭シュケもまた、謎に包まれたアカンの過去を探るべく、アカンの遺体とともにパリに向かう。
一方、ローマでは、不祥事を起こした息子の助命を求めるため、高名な騎士、グランセリエが教皇庁を訪れていた。グランセリエは、息子の命を救う代わりに、ある組織のために働くことを承諾する。
この三つの物語が軸となってストーリーが織り成されていく。三本のストーリーが収斂し、巨大な真相が立ち上がってくるストーリー構成は見事。暗殺された司教の謎、明晰な頭脳を持つ司祭、未知の言語を話し自分達の宗教を信じる住民たちの村、僧院での拷問、見え隠れする陰謀の影などなど、魅力的な引きが読み手を物語に引き摺り混んでいく。
ストーリーの着地点については、個人的にはあまり好みのものではないが、まぁ、ここはあくまでも好みの問題。本書の瑕疵では決してない。読む価値ありの太鼓判が捺せる作品だ。
なお、本書の訳者あとがきは、かなりネタバレ気味なので、あとがきから読むタイプの人は注意のこと。
あ、それから、ネクロノミコンが出るというお遊びもあります。









まで頂ければ幸いです。