ぽっぺん日記@karashi.org
2002-05-25(Sat) 快晴のち曇 この日を編集
_ makeworld.ws開店準備中
突発的な衝動に襲われて、ドメインをとってみたので、日記をはじめてみたり。
_ .wsドメイン
西サモアのドメインらしいです。
_ FreeBSD-users-jpで暴れている人
逆ギレした、自意識過剰な人かと思ったら、電波な人だったようです。恐いです。
_ Bookoff
帰りにBookoffに寄ったが、特に目欲しい物は見つからず。
_ 明日の予定
自宅の窓清掃なんかをする予定。
2003-05-25(Sun) この日を編集
- 最初に登録したレジストラが3倍以上の値上げしたので、もうちょっと安いレジストラに鞍替することを考える。
- それなりに安いレジストラを見つけるが、.wsドメインはレジストラ間のtransferができないことが判明。
- expireしたら、即新レジストラに登録し直せばいいや、と甘く考える。
- しかし、未だに、今までのレジストラが握りっぱなし。
- マズー
_ karashi.org取得
ということで、新たにkarashi.orgを取得。Wasabi Systemsより連想しました。*1更新忘れが恐いので10年分登録した(割り引きもあったし)。
*1 ちなみに昨日の時点ではkarashisystems.comは空いていました。:)
2004-05-25(Tue) この日を編集
_
読了
積ん読を消化。
カード(作者)は「エンダーのゲーム」を読まずとも楽しめるってな趣旨の話を冒頭で書いているが、解説で久美沙織氏が指摘しているように「ゲーム」を読んでいないと、ほとんどストーリーが理解できないので注意。
俺の場合、「ゲーム」を読んだのはずいぶん前のことなので、「ゲーム」のストーリーを思い起こしながら読み進めた。
「ゲーム」中では、ペトラがエンダーを通路で呼び止めた動機の説明がされず、どうも変な感じがした覚えがあるが、作中でそのフォローがされていて、読者からの指摘でもあったんかなあと邪推。
2006-05-25(Thu) この日を編集
2007-05-25(Fri) この日を編集
_ [2ch][NEWS]痛いニュース(ノ∀`):光市母子殺害事件 弁護側「死姦は蘇生行為」と主張
昨日の報道ステーションで弁護団のこの主張を聞いたが、頭に血が昇って、髪の毛が逆立ちそうになった。
死刑廃止という(本人たちは崇高だと思っている)目的があるのだろうが、そのために死者を侮辱する発言まで許される訳ではないだろう。だいたいこんな発言をして死刑廃止を推進できると思っていること自体、まったく理解できんよ。
2008-05-25(Sun) この日を編集
_ [読書感想]「兵士」ではなく「医師」を輸出するキューバ──世界がキューバ医療を手本にするわけ(吉田 太郎)
築地書館様より本が好き!経由で献本御礼。
マイケル・ムーアの映画『シッコ』が上映されたことを機に注目を集めるようになった、キューバの医療制度に関するルポルタージュが本書。 著者のキューバへの思い入れが強すぎるせいか、「親キューバ・反米」色が濃い点は気になるが、それを差し引いても刺激を受けることは間違いない一冊だ。
キューバは一人当たりの所得はインド並みに低いにも関わらず、乳児死亡率はアメリカ以下、平均寿命も先進国並みという医療水準にある。 それでいて一人当たりの医療費は先進国よりも格段に低いという、驚くべき成果を上げているのだ。 世界からキューバ・モデルとして注目されるのも当然と言えるだろう。
ソ連崩壊により強力な後ろ盾を失い、アメリカの経済封鎖により締め上げられた結果、経済的な苦境に立たされたキューバがなぜ、このような先進的な医療制度を確率できたのか。
- 地域医療を充実させるためのファミリー・ドクター制度
- 安価に医薬品を入手するとともに、外貨獲得のための自前での医薬品の生産
- Linuxを代表とするオープンソースを活用した安価な情報ネットワークの構築
など、数々の理由が本書では挙げられているが、なんといっても大きいのが、国家の戦略として乏しいリソースを医療分野に振り分けることを決断したカストロ政権の政策だろう。 それはただ単に国民の健康という面だけに留まらず、キューバが生き残るための手段だったのだ。
本書で特に興味深いのが、キューバが展開している医療外交だ。
キューバは南米を中心に医療援助を行ない現地の医療水準に高水準化に務めるとともに、2005年には国際緊急援助隊を結成し、世界中の被災地へ派遣している。 また、ラテンアメリカやカリブ海域の視覚障害患者に対し、無償で眼科手術を施すプロジェクトを立ち上げている。 なんと、その目標人数は450万人というから驚きだ。
さらには、ラテンアメリカ医科大学を設立し、発展途上国を中心とした様々な国(「敵国」であるはずのアメリカも含まれている!)より留学生を受け入れ医師になるための教育を受けさせている。 学生は授業料をはじめとする経費を一切払う必要がない上、奨学金までも支給される。
この医療外交こそ、キューバの生存を賭けた国家戦略なのだ。 たとえば、医療援助を行なった成果として、産油大国であるベネズエラから安価に原油を入手することが可能となっている。 アメリカから原油を輸入できないキューバにとって、これがどれほど大きな意味を持つかは言うまでもないだろう。 さらに、最近ではベネズエラを率いるチャベス政権と連携して、反米・反グローバリゼーションの旗手として南米を中心にその発言力を増しつつある。
アメリカではキューバの医療外交を脅威と感じているようだ。 キューバ医療を研究するアメリカ人は次のように述べている。
こうした医師たち(引用者註:医療援助のために派遣された医師たち)は社会主義のイデオロギーよりも、重大な脅威をもたらしている。派遣先で医療活動を続けることで医師たちは、現地の医療制度や専門機関、価値観や社会構造に揺さぶりをかけている。これが現在のキューバの脅威なのだ。経済封鎖問題では、キューバを孤立させるよりも、むしろ孤立するようになっているのは米国だ。これにもキューバの医療援助が影響していると見るべきだ」(p.186)
著者は医療援助により派遣される医師たちを「医師輸出」と題しているが、これは言い得て妙だ。 本書では触れられていないので、著者がキューバの歴史を意識しているか否かは不明だが、ソ連崩壊以前、キューバはソ連から援助を受ける代償として世界各地の紛争地域に兵士を送り込んでいた。 まさに「兵士を輸出」していたのである。
「兵士」から「医師」へ──。
職種こそ大幅に変わったが、キューバの大きな貿易資源であると同時に、国家戦略の柱こそ「人的リソース」であると言えるのではないかと思う。 こんなことを書くと、著者に怒られそうではあるが。
著者は危機的な状況にある日本の医療制度の解決策として、キューバの医療制度を紹介しているが、これをそのまま日本で実践できるかといえば、難しいだろうというのが正直な感想だ。 医療制度を整備するにしても、医師数を増やすにしても、財源(著者の言うところの「実弾」)が絶対必要になる。では、その財源をどこから得るのかといった問題が第一にある 。 また、「人道」という言葉で医師を無私無欲の聖職者扱いしてしまった場合、さらに医師不足を加速させる結果にもなりかねない。
そのようなことを考えると、キューバの充実した医療制度は、やはり、個人よりも公益を優先したキューバの社会体制という土壌があったからこそ成立したものと言えるのではないかと思う (実際、最近ではキューバでも医師の所得の低さが問題になっているそうである。リッチな観光客相手のタクシー運転手は医師の40倍を稼ぐとか)。
とはいえ、キューバの医療制度から学べることもたくさんあるには違いない。 そこから何を学び取るにしろ、数々の実績を積み上げてきたにも関わらず、これまで日本ではあまり知られることがなかったキューバの医療制度を紹介している貴重な書である。
- 吉田 太郎
- 築地書館
- 2100円
書評/ルポルタージュ
2009-05-25(Mon) この日を編集
_ [読書]今週読む予定の本
上海租界興亡史―イギリス人警察官が見た上海下層移民社会
昭和堂
¥ 3,465
脳はあり合わせの材料から生まれた―それでもヒトの「アタマ」がうまく機能するわけ
早川書房
¥ 1,995
崩御と即位―宮中で何が起こっていたのか
新潮社
¥ 1,890
『上海租界興亡史』と『ハチはなぜ大量死したのか』は先週からの読み残し。 『上海租界興亡史』、読むのにすげー時間がかかるんだな、これが。
2010-05-25(Tue) この日を編集
_ [読書感想]フォーリン・アフェアーズ・リポート日本語版2010年5月号
フォーリン・アフェアーズ・リポート日本語版2010年5月号を
レビュープラス
経由で献本いただきました。感謝いたしました。
まずは、フォーリン・アフェアーズ・リポートについて、ざっと紹介。
外交専門誌フォーリン・アフェアーズは、1922年に、ニューヨークの外交問題評議会(CFR)によって創刊されて以来、冷戦の理論的支柱とされたジョージ・ケナン「X論文」、冷戦の大きなパラダイムシフトのひとつを提供したサミュエル・ハンチントンの「文明の衝突」など時代の節目とその後の世界を予見する重要な論文を発表し続け、グローバルな政治・経済・ビジネスに携わる人々にとっての必読誌となってきたそうです。
フォーリン・アフェアーズ・リポートは、フォーリン・アフェアーズの論文に加えて、専門家へのインタビューや分析を掲載し、ワシントンでいま何が争点になっているのかを伝えることを目的としている雑誌になります。
──ということから分かるように、ガチガチの硬派。正直なところ、読むのにかなり苦労しました(笑)。
実はフォーリン・アフェアーズ・リポートの名前を聞いたのは、今回が初めてなのですが、それもそのはず、なんと書店売りはしておらず、定期購読のみ。さらに広告は一切入っておらず、100ページ強のモノクロ印刷で2200円(税込)と、一般人が買うには、かなり敷居が高い雑誌です。
その分、クオリティは高く、他では読めない切り口の記事ばかりでした。難しいですが(笑)。
印象に残った記事をピックアップして紹介します。
「アジアの大学は世界のトップを目指す」(リチャード・レビン)
今号の第1特集です。
アジア──特に中国とインドの大学の台頭について述べられています。記事で強調されているのは、いかに世界トップクラスの大学を作るのが大変であるかということです。筆者は次のように書いています。
世界レベルの研究を行う大学を作るには、世界の最高レベルの研究者を招聘しなければならないことだ。自然科学領域で言えば、これは、一流の研究施設、適切な予算、競争力のあるサラリーと福利更生を招聘する研究者に与えなければならない
中国の大学は、この三つに大規模な投資を行なっているそうです。一方の日本はといえば、記事には書かれていませんが、大学の予算は削られ、ポスドクの人数こそ増えたものの就職する機会が与えられず、海外に頭脳が流出しているのが現状です。これから日本の大学はどうなるのか不安になります。
記事は次のように締められています。
地球の運命は、貧困、疾病の蔓延、核拡散、飲料水の不足、地球温暖化の脅威などの、社会にとってもっとも切実な問題を解決するために、国境を越えて協力できるかどうかにかかっている。(優れた大学が増えて)よりうまく教育された市民と指導者を持つことは、この点で大いに助けになる。
日本の教育には、このようなグローバルな視点が必要なのではないかと思わされた記事でした。
「ソビエト崩壊20年、冷戦を再検証する」(ローレンス・フリードマン)
ベルリンの壁が崩れてから20年が経った昨年、ケンブリッジ大学は75名の研究者からの冷戦に関する論文を集め、『ケンブリッジ版冷戦史』と銘打った一冊の本にまとめて出版しました。記事は、この『ケンブリッジ版冷戦史』に関する批判という趣きになっています。
この記事で初めて知ったのですが、「冷戦」という言葉を考案したのは、全体主義国家の恐怖を描いた『1984』の作者、ジョージ・オーウェルだそうです。オーウェルは、1945年のエッセイで「数秒もあれば数百万人を殺戮できる兵器を保有する、二つか三つの怪物のような超大国」によって「平和ではない平和」が訪れるのではないかと書いているそうです。ご存じの通り、その懸念は的中しました。
興味深かったのは、1960年代に吹き荒れた、アメリカにおける学生運動などの反体制運動に関する内容です。著者は、『ケンブリッジ版冷戦史』が反体制運動を「冷戦が創り出す社会文化への不満」と位置付けていることを批判し、こういった運動は「(参加者たちが)望んでいたのはより少ないルール、より自由なセックス、そしてより大音量の音楽だけだった」と記しています。
日本で同時期に起きていた学生運動にも通ずる指摘ではないかと感じました。
その他、『ケンブリッジ版冷戦史』がNATOやワルシャワ条約機構とそのドクトリン、通常兵器や精密誘導兵器、ソビエトの外洋展開型海軍の整備とそれに対抗する米軍の反応などが取り上げていないことにも批判を加えています。
門外漢などで正直なところ、なかなか理解が難しい内容でしたが、新たな視点を得られる記事でした。
「地球工学に関する国際的なルールの導入を」(M・グランジャー・モーガン、ジョン・ステインブルーナー)
今号の第2特集です。
地球工学とは聞き慣れない言葉ですが、文字通りホットな話題である地球温暖化に関する対策のひとつとされているものです。
地球には太陽の光が降り注いでいますが、そのうちの約30%は宇宙へ反射されます。残りの70%は雲や地上、海などに吸収されます。もちろん、吸収されっぱなしでは、どんどん地球が加熱してしまうので、同じ熱(赤外線)を宇宙に返す必要があります。入出するエネルギーの総和の均衡がとれているかぎり、何の問題もありません。
しかし、人間の活動の結果、大気の二酸化炭素の濃度がどんどん上がり、この均衡状態が保たれなくなっています。そのため、地球の平均気温が上昇しています──これが地球温暖化問題です。
現在、主に進められているのは、二酸化炭素の排出量を抑えることとともに、大気中の二酸化炭素を除去する技術の開発です。地球工学は別のアプローチで地球温暖化を防ぐことを目的にしています。
冒頭に書いたように、地球に降り注いだ太陽光のうち、30%は宇宙に戻されます。その反射率を大気にある種の物質を散布し上げようとする研究が、地球工学です。いってみれば、地球を改造する学問といっていいかと思います。
地球工学の利点は、そのコスト。記事によれば、二酸化炭素除去と比べて、1/100以下の費用で実現できるとされています。
しかし、大きな問題もあります。
まず、二酸化炭素を除去する訳ではないので、大気中の二酸化炭素濃度が上がった場合の影響を避けることはできないこと。次に、大気は地球全てと連動しているため、おいそれと実験できる訳ではないこと。
特に、後者については下手をすれば、大災厄を招きかねないものなので、国際的なルールづくりをするべきであると記事では述べられています。
個人的には、英エコノミストの記事(クーリエ・ジャポン2010年2月号、「そろそろ現実の話をしないか」で紹介)によれば、二酸化炭素除去よりもずっと費用対効果の高い防止策があるそうなので、そちらを地球工学オプションよりも先にやるべきことではないかと思います。
しかし、様々な事態に対応して策を練っておくのは決して無駄ではないはずです。にっちもさっちもいかなくなった時のために、地球工学の研究も進められるべきだと感じました。ただ、どの世界にもついてまわる予算という大きな問題がある訳ですが……。

