ぽっぺん日記@karashi.org
2003-04-01(Tue) 晴 この日を編集
_ 起床
6時半。
_ 日記再開
今日から4月ということなので、とりあえず日記再開。ま、いつ中断するか分からんが(ぉ
ここんとこ私事ともに忙しいのが続いていて、ちと疲れ気味。人生っていうのは(当たり前だけども)ぜんぜん先が分からんもんだなー、ということを実感しております。
_ IPv6不通
KANDAさんの日記を読んで思い出したけれど、うちもKDDIのIPv6実験サービスで繋いでいたので、今日からIPv4オンリーになってしまった。やっぱりトンネリングサービスで13,000円は高いよなー。_ 仕事
大昔に書いたPHPスクリプトの不具合を色々と修正。もう中身がメチャクチャで、涙がでてくる。
全部書き直したい衝動に駆られるが、時間的な問題でなんとか思い留まる。*1
*1 将来的にメンテが必要になるとすると、また話は別だけども。
_ OO言語へと歩を進めるPHP5
この頃、PHPでコード書く時はもっぱらOOなので、かなり期待。
しかし、PHP4との互換性はどれくらいかが問題だな。*1
*1 PHP3からPHP4への移行には結構苦労した覚えが。
_ 防衛庁 トマホークの導入を検討
もう一つ、セキュリティホームmemo経由で。*1
「今の装備じゃ、敵基地を叩けません!」
「しかし、攻撃機支援戦闘機を送り込むのはマズイよ。そこまでパイロットが飛ばしていかなきゃいけない訳だし。だいいち墜とされたら誰が責任をとるんだ」
「じゃ巡航ミサイルなんかどうですか。ニュースでバンバン放映されていますから、国民の認知度も高いですし、人間が現地に行く必要がありません」
「それはなかなか良いかもな」
*1 元記事は消失してしまったようだけど。
_ ってな会話があったんじゃないかと想像してみる。
2005-04-01(Fri) この日を編集
_ [CofC] SOTA Toys to release 'Nightmares of Lovecraft' Figures
なんか前にも書いたような気がするけれど、やっぱりカッチョええ。
リリースされたら、たとえ妻に白い目で見られようと買うぜ。CofCファン歴16年超の俺としては、とりあえずクトたんとダゴンたんは押さえたい。
2006-04-01(Sat) この日を編集
_ [読書感想]
最近、通勤電車内では、PSPで動画を観たり、rep2で2chを読んだり、AWDwR読んだりしているので、最近、とみに読書量が減っている訳だが、前々から読みたかった本書をブックオフで見付けたので一気に読了。
前作『神曲法廷』は登場人物も多く、結構入り組んだストーリーだったような覚えがあるのだが、こちらは登場人物も少なく、ストーリーも割りと平坦。と言っても、面白くない訳ではなく、傑作とは言えないまでも、良作ではなかろうかと思う(最後の謎解きには少し笑ったが)。
後書きによると、続刊もそのうち出る予定で、本書は枝編という位置付けらしい。前作ではただただ運命に翻弄されるだけだった佐伯が、2年間のホームレス生活を経て強くなった、復活編といった感じだろうか。続刊に期待。
_ メール整理
全然読んでいないMLはバシバシunsubscribe。読んでいるMLもGmailに移行した。
で、Gmailの方は受信トレイに300通くらい未読メールが溜まっていたので、削除したり、ラベルを付けてアーカイブしたりして、空の状態にした。ちょーすっきり。
あとは会社メールの方をどうするかだな。受信ボックスに3000通くらい未読メールが溜まっているんだけど(ぉ
2007-04-01(Sun) この日を編集
_ [読書感想]
8年後に小惑星が地球に衝突することが発表されてから5年。自暴自棄となった人々による暴動も小康状態となり、一時の平和が訪れた仙台を舞台に、終末の時を生きる団地の住人たちの日常を描いた連作短篇集。
「8年後に小惑星が衝突」というあたりで、考証が全然できていないパニック映画みたいだなーと思いつつ読んでみたが、想像を良い意味で裏切ってくれた、味わい深い小説だった。
まぁ、実際のところ、粗筋だけ書くとSFっぽいが、SF色は0だし、設定についても、「小惑星の衝突」のリアリティ自体には目を瞑るにしても、誰がどう考えたって混乱は必至なのに、政府がそれを発表してしまうあたり、ツッコミどころは多いけれど、謝辞や「天体のヨール」で天体マニアが語るところを読めば、作者の確信犯だったことが分かる。作者が意図したところは、リアリティに重きを置くことではなく、静かに、しかし確実に残り時間を削りながら訪れる終末の時の中で生きる、ごく普通の人々の日常を描くことだったのではないか。
本書に収められている短篇は下記の通り。
- 終末のフール
- 太陽のシール
- 篭城のビール
- 冬眠のガール
- 鋼鉄のウール
- 天体のヨール
- 演劇のオール
- 深海のポール
どの話も良かったが、敢えて個人的な好みを挙げておくと、突然の妻の妊娠を知り、あと3年しかない世界に子供を誕生させるかどうかを逡巡する夫を描く「太陽のシール」、世界の終わりに興味を示さず、ただただストイック強さのみを目指すキックボクサーの物語「鋼鉄のウール」、先に挙げた、自殺願望の男とその旧友の天体マニアが語らう「天体のヨール」あたりだろうか。
俺の場合、もうすぐ世界が終わると言われたら、晴れた日は農業して、夜と天気が悪い日には本を読む生活を送るだろうなぁ。プログラミングも好きだけど、誰かに知識の継承もできない状態で、残りの人生を費やすくらい好きかと問われれば、正直、首を捻らざると得ないし。ハッカーな人たちは、地球の知識を詰め込んだAIを宇宙の果てまで送り込む計画を立てたりすんじゃないかと想像するんだけども、これじゃSFだな。
_ [読書感想]
タブーとされ、マスコミにもほとんど取り上げられることがなかった、障碍者が関わる事件を追ったルポルタージュ。
元衆議院議員で、秘書給与詐取の罪により服役した経験を持つ著者だけあって、刑務所での話題をとば口に、元服役囚から取材を行なう手法は、なかなか巧みで、流石に経験者は違うと妙なところで感心してしまった。ここらへん、そんじょそこらのマスコミ関係者には、真似できないものではなかろうか。
雑誌掲載記事が元になったせいか、個々の事件自体についての掘り下げ方が少々足りない面はなきにしもあらずだが、タブーとされ闇に隠されてきた事柄に光を当てたという点では、価値ある本ということができるだろう。
本書で扱われる事件は下記の通り。
- 序章 安住の地は刑務所だった―下関駅放火事件
- 第1章 レッサーパンダ帽の男―浅草・女子短大生刺殺事件
- 第2章 障害者を食い物にする人々―宇都宮・誤認逮捕事件
- 第3章 生きがいはセックス―売春する知的障害女性たち
- 第4章 閉鎖社会の犯罪―浜松・ろうあ者不倫殺人事件
- 第5章 ろうあ者暴力団―「仲間」を狙いうちする障害者たち
- 終章 行き着く先はどこに―福祉・刑務所・裁判所の問題点
どの章も非常に興味深かったが、「第1章 レッサーパンダ帽の男」については、内容的に以前読んだ『自閉症裁判』の焼き直し的な性格が強く、内容にほとんど相違がないため、新たに書くほどのものなのかなと疑問を感じざるを得なかった。ただ、犯人が養護学校で生徒会長になった経緯が、本書では「いじめのため」となっており、『自閉症裁判』では「他の生徒に人気があったため」となっている点は気になった。どちらが真実なんだろうか。
個人的に最も衝撃を受けたのは、ろうあ者を取り巻く世界について書かれた「第4章 閉鎖社会の犯罪」と「第5章 ろうあ者暴力団」の2章。全く知らないことばかりで本当に驚いた。
たとえば、手話にしても、日本手話と日本語対応手話があることは知識としては知っていたが、その言語としての隔りが、日本語と外国語ほどのものであることは本書を読むまで全く知らなかったし、ろうあ者の仲間意識についても、まぁ、それなりに結束力は強いだろうなくらいの想像はしていたのだが、実際は仲間意識などというレベルを超えていて、デフ・コミュニティという独自の名前が付くくらい非常に強固な人間関係を築いており、その中では、遠回しな言い方は好まれず、敬称や敬語は使われず、上下関係や男女関係についてもこだわりを持たずに扱われるという。結婚もコミュニティ内のメンバー同士で行なわれることが普通であるというくらいのものなので、想像することしかできないくらいに濃密な人間関係だ。
意外だったのだが、ろうあ者と携帯メールの関係だ。健常者にとっては、携帯メールというのは、便利なものではあるが、「生活を一変させる」というほどのものではないように思うが、ろうあ者にとっては、今までFAXでしか遣り取りできなかった遠隔地同士のコミュニケーションを代替し、格段に行動範囲や交際範囲を広げたツールであるという。一日50回程度のメールの遣り取りすることも普通である記述には、正直驚いた。「第4章 閉鎖社会の犯罪」で取り上げられる不倫殺人事件についても、携帯メールの存在が事件の引き金の一つであったことは間違いないだろう。
手話通訳者を介してでさえ、健常者とろうあ者間のコミュニケーションに齟齬をきたす可能性についても示唆されている。それは手話通訳者の能力上の問題ばかりではなく、ろうあ者の精神世界が健常者と異なっているからではないかと、著者は見る。また、根本的な問題として、手話を否定し、口語教育のみを是とするろう学校の教育上の問題が挙げられており、非常に考えさせられた。
読んでいて、かなり苦しくなる本ではあるが、真実の一端を知るという意味でもお薦めしたい一冊だ。
2008-04-01(Tue) この日を編集
_ [SF][読書感想]「警告」などという生ちょろいものではなく、「神話」や「黙示録」として捉えられるべき一冊──クラッシュ (創元SF文庫)(J.G. バラード/J.G. Ballard/柳下 毅一郎)
東京創元社様より本が好き!経由で献本御礼。
J・G・バラードの代表作のひとつであり、鬼才デヴィッド・クローネンバーグが映画化したことでも有名な作品が本書。
ついていけないなぁというのが正直な感想だが、それでもなお傑作と評さざるを得ない一作だ。
本書の主人公は、著者と同じ名前を持つテレビCMディレクター、バラード。 彼は雨上がりの道でスリップをさせ、対向車と正面衝突事故を起こす。 その事故の結果、運転手を死亡させ、その妻である女医に重傷を負わせてしまう。 自らも傷を負ったバラードは、車の衝突で得るエクスタシーに固執する謎の男ヴォーンにつきまとわれる。 ヴォーンに影響を受けはじめたバラードは、妻とともに徐々に衝突事故と性的絶頂の悪夢的世界に捕われていく──というのが本書の骨子だ。
本書について、著者のバラードは「毎年何十万もの人を殺し、何百万人もの人を傷つけている災害」である自動車事故をモチーフにした「現在の災害小説」と位置付け、
究極の役割は警告にある。(p.12)
と述べている。もちろん、それは「交通安全」云々などという話ではなく、人間とテクノロジーの関係に対する警告なのだろう。
しかし、率直に言って、本書を読んでも、その警告についてはぴんとこなかった。 本書が書かれた1973年と現代とでは、一口にテクノロジーといっても、その意味合いは大幅に異なっている。 少なくとも、自動車という、我々の周りにあまりにも溢れ過ぎて「日用品」と化したガジェットを通した「警告」は、その意味を些か減じているとしか感じられない。
では、本書は変態的な嗜好ばかりがクローズアップされた、ただの古びたポルノ小説なのか。
そうではない。 それは訳者あとがきを読めば一目瞭然だろう。 パパラッチから逃れるため、猛スピードで車を飛ばし、パリの地下トンネルで大富豪と共に事故死を遂げたダイアナ元皇太子妃。 これは本書が提示する悪夢的な世界に他ならない。 「警告」などという生ちょろいものではなく、「神話」や「黙示録」として捉えられるべきものが本書なのだ。
本書の内容で一番印象に残ったのは、ヴォーンから受け取ったLSDをキメた主人公が一体感を感じつつ、車を駆る箇所だ。 そのシーンを読んで思い出したのが、神林長平の『魂の駆動体』である。 遠未来の地球において、翼人が太古に繁栄した人類の乗り物である「クルマ」を一枚の設計図から作り出すというというストーリーのこの作品は、人間と車が一体となって駆ける姿を爽やかに描き出している。
受ける印象がまったく違う2冊であるが、人間と車の関係という面から見れば、「生」の側からその関係を見たものが『魂の駆動体』であり、「死」の側から見たものが本書『クラッシュ』と言えるのではないかと思う。 そして、本作は「死」をターゲットしたがために、その正反対の事象である「生」に密接に関わった「性」と結びつき、ポルノグラフィーという形態になったのではないだろうか。
本書を気に入るかどうかは読み手次第ではある。 どこをどう読んでもポルノ小説であるし、全篇に渡って、性器がばんばん登場し、精液やらなんらやの体液が飛び散っていて、お世辞にも上品とはいえない内容だ。 しかし、たとえ気に入らずとも、読んで損のないことは間違いない一冊である。
- J.G.バラード、柳下 毅一郎
- 東京創元社
- 693円
書評/SF&ファンタジー

