ぽっぺん日記@karashi.org
2004-03-15(Mon) この日を編集
_ 再開
えらく忙しい時期も一段落したので日記を再開。
- 自作のマシンに比べると、やっぱり静か(これでもうるさい方なんだろうけど)。
- Console Redirection機能が付いているので、シリアル経由でBIOS設定ができる。
- 安いのに3年保証。
悪い点:
- メモリがECC Registerdしか使えない。
- IDEがATA100までしか対応していない(古いチップセットだから仕方がないか)。
- シリアルポートが1個だけ(できれば2個欲しかった。ま、自分で増設すればいいんだけど)。
- BIOSに電源復帰時(停電の後とか)の自動再起動やタイマー起動の設定がない。
全体的な印象は非常に良さげ。この出来で、これくらいの値段だったら、自分で組むよりずっと安い気がする(保証ついてるし)。
_ マニュアル
同梱されていたマニュアルがえらく貧弱で、ケースの開け方も分からない。*1
で、ググってみたところ、600SCについて詳細に解説しているページを発見。非常に詳しく参考になる。
*1 面倒なんで封も切ってないんだけど、同梱されていたCD-ROMにpdfファイルでも入っているのかもしれない。
_ あー、今思ったけど
もしかしてDELLのサポートページにドキュメントがあるんかな。
_ DELLのサポートページを見てみたら
英語ドキュメントのページに、上のページ(のほとんど)がそのまま載ってた。日本語ドキュメントは英語ドキュメントの一部が訳されているだけなんだな。知らんかったよ。マヌケすぎ > 俺
DELLの技術文書が必要な時は、まず英語から当たること。
_ 今後の予定
- メモリをアキバで購入
- FreeBSDのインストール
_ HighPoint RocketRaid 404
死蔵してあったので、600SCに使うつもりで掘り出してくる。
メーカのページを確認したところ、4.9-Rのドライバはあった。しかし、モジュールのバイナリ配布のみか。kernelの入換時やアップグレードの時に、インストールし忘れそうで恐いな。
atacontrolでRAID1を組んだ方が良いか。要検討。
_
先月、ソフマップの中古コーナーで衝動買い。10k円なり。*1
m105がなんだか頻繁にフリーズするようになってしまって(ハードリセットしても効果なし)、イライラしていたのでタイムリーだった。
1ヶ月ほど、使ってみた感想。
良い点:
*1 ホントはPEG-TH55に転びそうになったんだけど、値段に負けた。
- 速い。特にPoBoxの変換に待ちがないのはストレスが溜まらず良い感じ。
- ジョグダイアルは結構便利。
- Memory Stickにいつでもバックアップできるのは心強い(m105の時は、いきなりデータがぶっ飛ぶことがあった。それもしばらくHotSync時に限って)。欲を言えば、SDが使えた方がもっと良かったんだけど、ま、それはいいや。
悪い点:
- そこら中で書かれているけれど、Graffiti2が使い難い(もう慣れたけど)。
- こっちもそこら中で書かれているけれど、伸縮式スタイラスが使い難い。
- これまた、そこら中で書かれているけれど、充電中、どれだけ充電できているのか分からない。
細かい所で不満もあるけれど、全体的には良い感じだ。
2006-03-15(Wed) この日を編集
_ できごととか雑感とか
- 疲れが溜まっているのか、今日も帰宅したらバタンキューな感じ。
- 『航路』読み終えた。
- NHK BS-1で『ダーウィンの悪夢』放送したみたいだなー。見たかった(BS入れていないのだ)。
2008-03-15(Sat) この日を編集
_ [軍事][読書感想]戦争を経済から斬る!──
各所で話題になっていたので読んでみたのだが、これはスゴイ本。
戦争を「巨大公共投資」と見なし、経済学的なアプローチで読み解こうとしている意欲作が本書。
硬そうなタイトルと全430ページという厚さにたじろぐ向きもあるかも知れないが、扱っている内容は経済学の初心者でも充分理解できる易しさだし(なにしろオレが分かったくらいだ!)、活字も大きいのでさくさく読み進めることができる。 ぶっちゃけ、図表や「点Aから点Bに移動すると〜となり、これをウンタラ曲線」云々というフレーズあたりの難しい部分は、読み飛ばしちゃってもOKだったりする。
それなりに長い間、軍事オタクをやっているが(わりに、水たまりのように浅い知識だが)、のっけから著者が提示する「戦争にかかる費用は年々安くなってきている」という視点には、目からウロコ。考えてみれば、軍事における革命(RMA)にしろ、本書においても触れられている民間軍事会社(PMC)にしろ、
「いかに効率良く戦争を遂行するか」==「いかに安く戦争を遂行するか」
を目的にしている訳なので、当然なのだ。これじゃ、軍事オンチのマスコミを笑えないよなーと、ちょっと恥ずかしくなってしまった。
だからといって、現在の戦争が過去の戦争と比べて「儲かる」ようになったかと言えば、全然逆で、経済的損失が大きくなってきているというのが本書の骨子なのだが、詳しくは本書を参照のこと。
戦争そのものに関する考察の他、本書では、軍隊における徴兵制と志願制の経済学的比較や、兵器調達の事例研究としての「統合攻撃戦闘機(JSF)」、自爆テロが起こるメカニズムなども解説しており、非常に示唆に富む内容となっている。さらには、邦訳版だけのボーナストラックとして、訳者(山形浩生)による日露戦争と自衛隊のイラク派兵に関する収支考察も含まれていて、これで1890円(税込)という価格は、お買い得といえるだろう。
心理学から戦争を読み解いた『戦争における「人殺し」の心理学』や、経営学から日本軍を考察した『失敗の本質』と並び、今後、戦争の本質を考える上で欠かせない一冊になるのではないかと思う。イチオシ。
本書で興味深かったことをメモしておく。
- アメリカの戦車生産台数は、1918〜1933年で35台、1940年には309台、1943年には2万9500台。第二次世界大戦中には、のべ8万8430台。それに対し、イギリスは2万4800台、ドイツは2万4050台を生産した。(p.69)
- アメリカ軍における戦闘/支援部隊の比率は非常に低い。たとえば2002年度には、陸軍では戦闘兵6万に対し、支援要員47万。空軍では1万6000人のパイロットに対し、支援要員は36万。(p.121)
- 基地閉鎖にともなう地域コミュニティに与える経済的打撃は、僻地であれば大きいが、そうでない場合はそれほどでもない。(p.127-131) ← 良い悪いは別として、沖縄の在日米軍が撤退した時の経済的損失を考えてみると興味深い。
- 徴兵制は軍隊の人材確保費用を引き下げる。それで浮いた防衛予算を福祉に回すため、スカンジナビア諸国(スウェーデン、ノルウェー、フィンランド)は徴兵制を敷いている。(p.176)
なお、最後になるが誤植らしきものを発見。p.235に載せられている国防省日次契約報告書の
BAEシステムズ手無
って、
BAEシステムズ・テネシー
あたりの間違いじゃなかろうか。
2009-03-15(Sun) この日を編集
_ [読書感想]バードウォッチャーたちの個性の活かし方がいまいちなミステリ──
鳥について何の関心もない広告デザイナーと野鳥愛好家たちが殺人事件に巻き込まれる〈バードウォッチャー・ミステリ〉シリーズ開幕篇が本書。
ニューヨークのデザイン会社で売れっ子デザイナーとして働くレイチェル。 彼女のもとに、コロラド州に住む叔母ミリアムから電話がかかってくるところからストーリーは始まる。 叔母はロッキーマウンテン国立公園に隣接する農場で猛禽類のリハビリテーション・センターを営んでいた。 中東へのバードウォッチング・ツアーで出掛けている間、レイチェルに留守番を頼みたいというのだ。 夫の浮気に端を発する離婚騒動に疲れていたレイチェルは申し出を受けることにする。 農場に着いたレイチェルは、さっそく叔母が所属する野鳥愛好会epochの例会に出席することになる。 さらには、気に進まぬまま、珍鳥を探して森に分け入ることに。 しかし、彼女が見付けたのは目当ての鳥ではなく、死体だった……。 死体が叔母と言い争いをしていたジャーナリストで、叔母自身もリハビリテーション・センターにいたハヤブサの雛たちとともに姿を消してしまうという事態を受け、レイチェルは叔母の行方と叔母にかけられた嫌疑を晴らすため、事件の渦中に飛び込んでいく。
愛鳥家たちが単にバードウォッチングだけでなく、同時に環境保護に熱心な人々であるということや、アメリカの環境保護の歴史を知ることができるという意味では、なかなか勉強になった本書だが、ミステリとして見ると少々期待はずれだったというのが正直な感想だ。
作中で書かれるコンピュータ技術がなんだかあやふやという点は、原著の発刊年(2000年)を考えれば、しかたのないところかもしれない。 タイトルに反して鳥が活躍しないことも許そう。
ただ、epochメンバーであるバードウォッチャーたちの個性が活かし切れていないというのは、ちょっと見過せない欠点だ。 その原因はメンバーの中に犯人がいるかもしれないというストーリー展開にあるだろう。 レイチェルの警戒心が先に立ってしまい、メンバーとの間に障壁を作ってしまっているのだ。 ここは、外部の人間の犯行であるということが分かっていて、メンバーが各々の特技で犯人に迫っていく、というストーリーの方が良かったのではないだろうか。
また、ミステリとして致命的なのは、犯人のホワイダニットに説得力がないことだ。 読者の興を削ぐので詳しくは書かないが、これは反則の部類だろう。
本国アメリカでは本シリーズは、既に5巻まで発刊されているとのこと。 次回作では、バードウォッチャーたちの個性が、the big year 小鳥たちと男たちの狂想曲に登場する、鳥を数えることに人生をかけた鳥キチたち並みに発揮されることを期待したい。
ザ・ビッグイヤー 世界最大のバードウォッチング競技会に挑む男と鳥の狂詩曲
アスペクト
¥ 2,415
- クリスティン・ゴフ
- 東京創元社
- 945円
書評/ミステリ・サスペンス

