ぽっぺん日記@karashi.org
2003-01-27(Mon) 雨 この日を編集
2005-01-27(Thu) この日を編集
_ CLIEが続々と生産中止
hard で loxse な日々経由で。
うむむ。俺のPalm歴(と言っても、僅か4年くらいだけど)もそろそろ終わりかな。
正直言って、京ぽんがあれば、あまりPDAもいらん感じだしなぁ。出来れば、もう少し電池が保って、もう少し漢字変換がマシなAIR-EDGE Phoneが出てばいいんだけど。
京ぽん2 or 洋ぽんに期待。
_ 宇宙ステーションに謎の付着物、相次ぐ異常の原因か
物体Xか。
2006-01-27(Fri) この日を編集
_ できごととか雑感とか
- 定時退勤して歯医者へ。クリーニングのみ。
- テレビで『マイノリティ・リポート』を見て寝た。
- 実母が株の運用をしていることを聞いてびびる。そんな器用なことができる人だと思ってなかったよ。
2007-01-27(Sat) この日を編集
_ PPPoEマルチセッションって、別々の端末からやってもいいんだ
何を言っているのか分からねーと思うが、俺も何と書いていいか(ry
今まで同一の機器からPPPoEマルチセッションを張らなければいけないと勝手に思い込んでいたのだが、例えば、
- プロバイダーへのPPPoEはルータから
- FletsスクエアへのPPPoEはPCから
ってな感じで、別々の機器から出来ることに、色々いじくっていて気付いた。
Flets.Netを活用する時に、なんか応用できそうな気がする。
2008-01-27(Sun) この日を編集
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人類の議会〈上〉―国際連合をめぐる大国の攻防(ポール ケネディ/Paul M. Kennedy/古賀林 幸)
ベストセラー『大国の興亡』を著した歴史学者ポール・ケネディが国連の過去・現在・未来を考察した研究書。
いかにも固そうな表紙とタイトルから読み切れるかどうか心配だったのだが、実際に読み始めたら全くの杞憂。 国連についての知識が薄い読み手でも理解できる語り口で、国連の60年余に渡る歴史を解説し、国連が抱える問題点のみならず、その将来のあるべき姿までをも浮き彫りにしている書だ。 今後、国連を語る上で欠かすことができない一冊になるだろう。
本書を読んで驚かされるのが、国連が理想と現実の妥協の産物であるということだ。 それが如実に表われているのが、常任理事国とそれが持つ拒否権の存在である。
国連の前身というべき国際連盟は、世界平和を目指して創立された。 しかし、あまりに理想主義に傾きすぎ、欠かすことのできないメンバーだったはずのアメリカが加盟せず、また利害が対立した際に日独が脱退し、第二次世界大戦の勃発を防ぐことができなかった。 それどころか、大戦終結に際してさえなんら影響を及ぼすことができなかったのである。 国連の創設に尽力した外交官たちは、世界に平和をもたすためには、国際連盟と同じ轍を踏むことを避けなければならないと考えた。 たとえ、加盟国間の「平等」を実現できないとしても、大国を国連に留まり続けさせる必要を痛感していたのだ。 その理想と現実の結果として生まれたものが、大国を国連に繋ぎとめるべく作られた常任理事国という「特権階級」と拒否権という「伝家の宝刀」なのである。
軍事面から見て興味深かった記述も多い。 そのひとつが、安全保障理事会に軍事的な助言を与え、軍事面での責任を持つ軍事参謀委員会(各国の参謀総長クラスの軍人によって構成される)が規定されていることだ。 ほとんどの人がその名前を聞いたことがないのではないかと思われるが、それもそのはず、実際には、冷戦期における米ソの対立により軍事参謀委員会は有名無実となり、現在も存在だけはするが
定例会議は開かれるものの、議題はない。(上巻 p.81)
という状況にあるそうである。
また、国連が平和維持活動のために使用する軍事力として、空軍力を重視していたことも、航空戦力が主力となった第二次世界大戦後の世界観を表わしていて興味深い。 事実、国連憲章第45条にはこう書かれている。
加盟国は、合同の国際的強制行動のため国内空軍割当部隊を直ちに利用に供されることができるように保持しなければならない。(下巻 p.246)
現実はこの通り進んでいないようであるが。
著者は本書全体を通じて、国連が犯してきた数々の失敗や現在も抱える問題を指摘している。例を挙げれば以下のようなものだ。
- 安全保障理事会の権限が国連総会に比べて大きすぎ、常任理事国の利害対立が要因となってカンボジアでの虐殺など、様々な悲劇を座して見すごすこととなった。
- 冷戦崩壊後に内戦や民族紛争が劇的に増加したことにより、平和維持活動に兵力や資金を提供していた大国が「援助疲れ」を起こしはじめ、それらの提供を渋るようになった。
- 目的が重なる諸機関*1が乱立し、官僚組織にありがちな非効率化を招いている。
では、国連は失敗だったのだろうか? その問いに、著者は断じて否と答える。 数々の欠点があり、また改善の余地は大いにあろうとも、国連は国際秩序を保つための枠組みを作り、地球上の女性や子供を守るため機関を設立し、人権を世界に広め、地球環境を保護する努力を進めてきたのだ。国連を批判し、新たな国際機関を創設するべきだという声に、著者は熱く反論する。
現にそれは存在する。それは世界各国の政府と、はるかに距離は遠いものの、その国民に属している。人類がそれを創設し、受け継いできたのである。(下巻 p.220)
著者が本書の第三部で敷衍する「地に足が着いた理想主義」とでも言うべき、国連改革案は一読の価値がある。 提言のひとつとしては、前掲の軍事参謀委員会の権限を復活させ、平和維持活動の効率化を図ることが述べられている。
本書のタイトルは英詩人アレフレッド・テニスンが書いた「ロックスレー・ホール」から取られている。 テニスンは、1837年に書いたこの詩で、戦略爆撃と相互破壊の時代が到来することを予見し、その後に世界平和を実現するための国家を越えた国際機関、「人類の議会」の設立を予測した。 国連が真の「人類の議会」になるための道程はまだ遠く、そこに至る近道もない。 ただ着実な一歩一歩を踏みしめながら前進するしかないのだ。
人類が直面している厳しい現実を教えてくれるとともに、明るい未来の可能性もまた感じさせてくれる良書である。
人類の議会〈上〉―国際連合をめぐる大国の攻防
日本経済新聞出版社
¥ 1,890
人類の議会〈下〉―国際連合をめぐる大国の攻防
日本経済新聞出版社
¥ 1,890
*1 略字だらけなため「アルファベット・スープ」とも呼ばれる。
2009-01-27(Tue) この日を編集
_ 大人でも楽しめるアイルランド・ファンタジー──
プーカと最後の大王(ハイ・キング)―時間のない国で〈2〉 (創元ブックランド)(ケイト トンプソン/Kate Thompson/渡辺 庸子)
ガーディアン賞、ウィットブレッド賞児童書部門、ビスト最優秀児童図書賞の三冠に輝いた、アイルランド在住の作家ケイト・トンプソン作『時間のない国』
の続篇が本書。
ヤングアダルト作品ではあるが、バカにすることなかれ。
アイルランド(ケルト)神話や伝承を下敷きに、大人でも楽しめるファンタジーに仕上がっている。
ちなみに、続篇ではあるが、作中で前作の内容が語られているので、本書だけでも独立して楽しむことができる。
『時間のない国』で妖精の国ティル・ナ・ノグに行った少年、JJ・リディ。 あれから25年以上の歳月が経ち、彼もまた生活に疲れた中年男性となっていた。 結婚し4人の子供に恵まれたものの、彼の悩みの種は11歳の次女のジェニーだった。 ジェニーは、学校に行くことを嫌がり、常に薄着と裸足で外を歩き回るような女の子だったのだ。 また、音楽家として世界中を飛び回り家を空けることが多いのも妻、アイスリングから不満をぶつけられる原因になっていた。 自分自身でもそんな生活に嫌気が差しはじめていたJJは、本来の職業であるはずのフィドル(バイオリン)作りに戻るため、ある計画を立てはじめる。 そんなJJの前に現われたのが、彼と因縁のあるヤギの姿をした神、プーカだった……。
アイルランドの田園風景でのんびりと繰り広げられるリディ一家の珍騒動(2歳の破壊王、エイダンが最高!)や、リディ家の裏山の塚を発掘しようとする考古学者チームとジェニーのやりとりなど、中盤までは、なんとも牧歌的な物語が描かれる。
しかし、プーカや妖精が登場するにつれて徐々にストーリーは緊迫度を増し、なんと人類の存亡をかけるところまで雪崩れ込んでしまうのだ──と言っても、最後までほのぼのした雰囲気が消えないのは作者の持ち味だろう。 コミカルな作風の挿絵も、そんな雰囲気にマッチして彩りを添えている。
作中に散りばめられ、どこに転がるか検討のつかない数々の謎──プーカの目的、塚を守る幽霊、塚に行くことに執着する老人など──がストーリーの進展とともに、組み合わさり、最後にきれいに収斂する展開も見事。
物語には環境破壊に対する警鐘も盛り込まれているが、押しつけがましくない程度なので好ましいレベルだ。 リディ一家の母、アイスリングの職業がスラッシュドット・ジャパンでも話題になったホメオパシーの療養師という点が、個人的に気になったものの、深く言及される訳ではないのでとやかく言うほどのことはないだろう(欧米では一般的だそうだし)。
作者ケイト・トンプソンのストーリーテリングの妙を味わえる本書は、子供から大人まで。親子ともども楽しめる一冊と言っていいだろう。 個人的には『時間のない国で』が未読なので、これを機会に読んでみたいと思う。
- Kate Thompson、渡辺 庸子訳
- 東京創元社
- 2730円
書評/SF&ファンタジー
2010-01-27(Wed) この日を編集
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Xに対する逮捕状 (創元推理文庫)(フィリップ・マクドナルド/真野 明裕)
本が好き!経由で献本をいただきました。感謝いたします。
英ミステリ作家、フィリップ・マクドナルドによる名探偵アントニイ・ゲスリン大佐ものの一冊。
マクドナルド作品は本書で初めて読んだが、代表作と言われるだけあって、とても楽しめた。 ちなみに、シリーズものであるが、本書だけで完結しているので、他の作品が未読の方もご安心を。
公演でロンドンを訪れていたアメリカの劇作家ギャレット。 日曜の午後、ロンドン界隈をぶらぶらしていた彼はノッティング・ヒルで、たまたま見つけた喫茶店にぶらりと立ち寄る。 くつろいでいたギャレットが、耳に挟んだのは、隣りのブースから聞こえてくる女たちの声だった。 子供の誘拐を示唆するような会話の内容に、いてもたってもいられなくなったギャレットは、店を出た二人組の女を追うが、途中で見失ってしまう。 ギャレットは、会話の内容を話すためにロンドン警視庁を訪れるが、相手にされず、意気消沈する。 そんな中、彼の話に唯一、耳を傾けたのは、女友達のエイヴィスだった。 彼女はギャレットを名探偵と名高いアントニイ・ゲスリン大佐に引き合わせる。 アントニイは、ギャレットの話に興味を持つ。 しかし、手掛かりがほとんどない状態で、人口800万人の大都市ロンドンから、二人の女を探すことは、藁の中から針を探すのにも匹敵する。 果たして、誘拐事件を未然に防ぐことはできるのか。
本書の最初の山場は、女の身元を推理するアントニイの名推理だが、面白いのは、結構、あったり見つかってしまうところ。 そこで拍子抜けしそうになるのだが、ギャレットの命が狙われるに及んで、物語は一気にミステリからサスペンスへと移行する。 その後の二転、三転ストーリーにぐいぐい引っ張られて、一気読みさせられること確実だ。 原書は1938年に刊行されたということだが、名作の常で、いささかも古びていない。
注目したいのは、ギャレットの動機。 なぜ、ギャレットは、そこまで必死に誘拐事件を防ごうとするのか。 彼には、甥が誘拐された後、解放されたものの、半ば気が狂ってしまったという苦い過去があるのだ。 たぶん、現代の作品では、追憶シーンなどで強調されるところだろうが、本書では比較的あっさり流されている(物語のリズムを崩していないともいえる)。 しかし、ギャレットには必死にならなければならない動機があるという点には注目されたい。
もうひとつ注目したいのが、ギャレットが感じる、アメリカとイギリスの文化の違い。 チェック(「小切手」「勘定」)やブース(「席」「屋台」)など単語の意味の差異や、地下鉄の乗り方などには、アメリカで脚本家として働いたことがあるマクドナルドの経験が織り込まれているのだろう。
文句なしにオススメできる一冊だ。
- フィリップ・マクドナルド/翻訳:真野 明裕
- 東京創元社
- 1134円
書評/ミステリ・サスペンス




まで頂ければ幸いです。