追記

ぽっぺん日記@karashi.org


2010-02-06(Sat) [長年日記] この日を編集

_ ねんがんの 『クーリエ・ジャポン レビューコンテスト 第5回』副編集長賞を てにいれたぞ!

締め切り日に急いで書いたので、まったく自信がなかったのですが、先日書いたCOURRiER Japon(クーリエ・ジャポン)2010年2月号の読書感想について副編集長賞をいただくことができました! 『クーリエ・ジャポン レビューコンテスト 第4回』編集長賞につづいて、2度目ということで、とてもうれしいです。

選評も

【エントリータイトル】COURRiER Japon(クーリエ・ジャポン)2010年2月号

【URL】http://d.karashi.org/20100120.html#p01

【選評】 雑誌全体の読みどころを、これほどコンパクトに紹介できるのは才能です!

と、くすぐったくるなるようなものをいただきました。 誠にありがとうございます。

今回も受賞記念ということで、クーリエ・ジャポン編集部へのご招待をいただきました。 今月に入って、かなり仕事が立て込んでいるため、時間が取れるかどうか難しいところなのですが、ちょっと考えてご返事したいと思います。

あ、そういえば、前回の編集部訪問記のエントリー書いてないや……。 どうも、すいません……。

_ Ginger does'em allさんのニューアルバム『Scissor Girl』がリリースされました

Maltine Records - [MARU-063] Ginger does'em all - Scissor Girl

カットアップとコラージュを軸に繊細ながらも大胆に流れ出すメロディーとビート。

Maltine Recordsから初のリリースとなるGinger Does'em Allによる6曲入りアルバム。

Maltine Records - [MARU-063] Ginger does'em all - Scissor Girl

日頃から筋トレでお世話になっているGinger does'em allさんがニューアルバム『Scissor Girl』をリリースされました。 値段は無料。 クリエイティブ・コモンズ・ライセンスで完全なフリーです! アルバムを飾るジャケットは、これこれ など、私のカッコいい(?)アイコンを描いてくださった青い鳩先生によるものです!

音楽に関する造詣は水溜りのように浅いので、陳腐なことしか書けませんが、とてもカッコいいノリノリな曲ばかりですので、ぜひダウンロードして聴いてみてください。 私はプログラムを書きながら、ずっと聴きまくっています。

ちなみにダウンロード数は、2/3のリリース日と翌日だけで計8000近くまで迫ったとのことです。 もしかすると、既に10000を超えたかもしれません。

近々、次のアルバムもリリースされるということなので、そちらも非常に楽しみです。

しかし、個人の才能次第でアルバムがリリースできるとは、なんともスゴい時代になったものです。 時代の転換点に立っていることを実感させられます。


2010-01-31(Sun) [長年日記] この日を編集

_ マタタビ潔子の猫魂(ねこだま) (ダ・ヴィンチブックス)(朱野帰子) マタタビ潔子の猫魂(ねこだま) (ダ・ヴィンチブックス)(朱野帰子)

本が好き!経由で献本をいただきました。感謝いたします。

憑き物筋の末裔のOLと、彼女に仕える(?)猫魂(ねこだま)による妖怪退治をコミカルタッチに描いた連作集が本書。 第4回ダ・ヴィンチ文学賞受賞作である。

ごく普通の派遣社員として、判で押したような毎日を送る28歳のOL、田万川潔子。 地味な外見で男の影もなく、信頼できる友達もいない彼女は、気の弱い性格が災いして、なにかと嫌がせの標的にされている。 毎晩ひとり枕を濡らしながら、うさんくさい占い師の「名言」にすがり、一喜一憂を繰り返している潔子だが、実は聖武天皇の時代からつづく憑き物筋の末裔。 そして、本書の語り手にして、潔子と共同生活を送る猫のメロもまた、聖武天皇の頃から田万川家に仕える猫の霊──猫魂だ。 潔子の周りに集まり、嫌がせをする人々は、オニヒトデやアライグマといった外来種の霊に取り憑かれているのだった。 自分の能力を一切知らない潔子だが、負の感情が頂点に達した時、猫魂を憑かせ、一体化、鮮やかに憑き物を退治する!

肩肘張らず読める内容で、言ってみれば、萌え要素のないラノベといったところだろうか。 なによりも人間関係に悩むこの時代に、非常にマッチした題材で、女性を中心に共感する読者も多いのではないだろうか。

ただ、個人的には読んでいて、若干引っかかるところを感じた。 というのも、読後の爽快感というのが、ほとんどないんですな。 嫌がらせに対しての復讐というのは、まぁ、いいにしても、それの結果が同僚をビビらせ、上司を出社拒否症に追い込み、学生時代の同級生の家庭を崩壊させるだけというのは、考えてみれば、なんとも暗い結末だ。 潔子が人間的に成長すれば、まだ救いがあるのだが、それもない。 なにかと暗い話題の多い時代だからこそ、物語の中だけでも希望を見たい。

とはいえ、嫌がらせやイジメなど人間関係で悩む人は、読むと少しはスカッとするかもしれない。

最終話で明かされる、潔子が熱心に信じる占い師の御宣託の正体にはニヤリとさせられた。


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2010-01-28(Thu) [長年日記] この日を編集

_ 殺す者と殺される者 (創元推理文庫)(ヘレン・マクロイ/務台 夏子) 殺す者と殺される者 (創元推理文庫)(ヘレン・マクロイ/務台 夏子)

本が好き!経由で献本をいただきました。感謝いたします。

米女流ミステリー作家、ヘレン・マクロイのサスペンス作品が本書。 2009年に創元推理文庫の創刊50周年を迎えたことを記念して、約半世紀ぶりに新訳で刊行されたということだが、サスペンス、ホラー、SF風味、さらに驚愕の大どんでん返しと、まさに傑作の名に恥じない一冊だった。

物語の語り手は、マサチューセッツで大学の講師をしていたハリー・ディーン。 ハリーもとに、ある日、思わぬ幸運が巡ってくる。 あまり付き合いのないまま亡くなった叔父の遺産の相続人に、ハリーが指定されているというのだ。 突如、多額の金を手に入れたハリーは喜び勇むが、不注意から路上で転倒し、脳震盪を起こしてしまう。 転倒までの20分間の記憶を失ったことに多少の不安を覚えつつも、ハリーは退院を機に、講師の職を辞し、亡母の故郷であったバージニア州の田舎町クリアウォーターに引っ越すことを決める。 彼の地には、ハリーが愛した女性、シーリアが住んでいた。 しかし、彼を待ち受けていたのは、シーリアが人妻になっているという知らせだった。 ハリーはショックを受けつつも、クリアウォーターでの穏かな生活を営もうとする。 しかし、そんな彼の周辺では異変が続発する。 夜に徘徊する謎の人物。 酒乱癖のあるシーリアの夫、サイモン。 机から消えた運転免許書。 謎の手紙。 そして、遂に事件が──。

本書を読んで、まず、ビックリさせられるのが、中盤での大ネタ明かし。 「え、こんなのあり?」と思わず拍子抜けしそうになるネタなのだが、SF風味を使いつつ、全体から浮かないように描いている点はうまい。

その後、「むー、展開が読めるなあ」と思いつつも、「しかし、あれはどう関係するんだ?」と疑問を抱きながら、終盤まで読み進めると、考えていなかったような一手が、鮮やかに繰り出されてくる。 その様子は、まるでパズルのピースがぴたっとはまるかのようだ。

なにを書いてもネタバレになるので、詳しくは書かないが、まさにマクロイの技巧を尽した一作といっても大袈裟ではないだろう。 オススメできる一冊。


殺す者と殺される者

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書評/ミステリ・サスペンス


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